電話1本でなんでも届けてくれる『出前電話』。
むやみに使うと多くの人に迷惑をかけてしまうので注意が必要です。
ポストまで届けてくれる万能さ
どっちがお使いにいくかでケンカを始めるドラえもんとのび太。
封筒を買いに行くだけという内容のおつかいですが、どちらも面倒くさくて譲りません。
ドラえもんが取り出したのは『出前電話』。
この電話で頼み事をされると誰も断ることができないのです。
ドラえもん19巻「出前電話」P119:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
味をしめたのび太はあらゆるものを『出前電話』で注文しますが、ジャイアンとスネ夫に見せびらかしてやりたいと欲を出して失敗します。
ケンカの途中だった2人はのび太の部屋でケンカの続きを始めてしまい、部屋がめちゃくちゃになってしまったのでした。
ドラえもん19巻「出前電話」P123:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
頼みを断れない恐怖
『出前電話』で注文を受けた人は、誰であろうと必ず要件を果たさなくてはなりません。
例えばこちらは通りすがりの人がポストを抱えてのび太の家に出前に来た様子。
ドラえもん19巻「出前電話」P120:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
のび太と全く縁もゆかりもない人ですが、たまたまポストの近くを通りかかったというだけの理由で重たいポストを背負い、のび太の家まで届けるハメになってしまったのです。
こうなってしまったら運のめぐり合わせが悪かったと諦めるほか方法がありません。
大切な用事の途中であっても出前で受けたことはかならずやり終えるしかないのです。
報酬が発生しているかは不明
『出前電話』で注文したものと引き換えにお金を渡しているシーンはコミックの中では描かれていません。
商品を受け取った時には裏できちんとお金を払っているものと思われますが、でもさっきのポストを持ってきた人には一切払ってないんですよね。
無賃で強制労働させえられるのは本当に辛いものがありますが、これも『出前電話』の恐ろしいところですね。