遠く離れた場所のものをポンプを通して呼び出すことができる『電送ポンプ』というひみつ道具を紹介します。
理想の海水浴場をつくろう
泳げないのび太にいやみったらしく海水浴にさそったスネ夫。
悔しがるのび太は『泳げないけど今すぐ泳ぎたい!』と駄々をこねます。
ドラえもんは『静止衛星』と『電送ポンプ』を使い、宇宙空間に海水浴場の砂や海水、空気などを取り込んで自分たちだけの星を作ってしまうのです。
電送するものが大きすぎると詰まってしまいますが、人間ぐらいの大きさまでなら電送可能。
重力が小さいので溺れることもないし、誰にも邪魔されない理想の海水浴場が誕生したのでした。
ドラえもん29巻「広〜い宇宙で海水浴」P101:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
空間を離れて取り出します
『電送ポンプ』は遠く離れた場所のものを呼び寄せるひみつ道具です。
四次元空間を通って呼び寄せているのでしょうか、原理としては『とりよせバッグ』と同じものと考えられます。
詰まり対策はラバーカップ
もし『電送ポンプ』が詰まってしまったら、トイレで活躍するラバーカップがおすすめ。
ドラえもん29巻「広〜い宇宙で海水浴」P101:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
未来の世界でもこれが本当に使われているかは定かではないものの、のび太の世界ではしっかり効果があることが実証されました。
もしものときのために四次元ポケットの中にラバーカップをしのばせているドラえもんもすごいですね。
とりよせバッグとの使い分け
遠くのものを取り出す効果は『とりよせバッグ』と同じですが、目的に応じて使い分けるとよさそうです。
『電送ポンプ』は比較的広範囲の場所や物体を対象に物を呼び出す時に便利です。
例えば海水や空気、砂などがそうですね。
一方の『とりよせバッグ』は食べ物やメガネ、ノートなど小さいものを対象にすると手元で便利に使えます。
大長編『のび太の夢幻三剣士』では河の水をとりよせる時に『とりよせバッグ』が使われましたが、あれは例外です。