誰でもお手軽に動画を合成して映画撮影が可能な『イージー特撮カメラ』。
今はスマホでも簡単に動画を撮れる時代ですが、当時の雰囲気をお楽しみください。
本格的なのび太映画社
ドラやきと自分の映像を『イージー特撮カメラ』で撮影し、巨大なドラやきの上でぴょんぴょん跳ねる夢の様子を作っていたドラえもん。
そのカメラを利用して本格的な映画を撮ろうということになり、大人顔負けの作品を作り始めます。
ドラえもん20巻「超大作特撮映画『宇宙大魔神』」P172:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
なんといってもドラえもんがついているので、用意する撮影道具も本格的なものばかり。
『ポラロイドインスタントミニチュアせいぞうカメラ』『きせかえカメラ』『タケコプター』などを駆使し、特殊効果もバンバン使い、映画はどんどん仕上がっていきます。
途中、ジャイアンの乱入によって配役が一部おかしくなってしまいますが、最後の最後まで自分が悪役だとは気づかなかったかわいそうな一面もありました。
ドラえもん20巻「超大作特撮映画『宇宙大魔神』」P191:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
誰でも映画制作ができる
『イージー特撮カメラ』を使えば、アイディアさえあれば誰でも簡単に映画やドラマの撮影が可能です。
撮影した映像はその場ですぐに投影することができ、内蔵の機械がいい感じに合成してくれるのです。
ドラえもん20巻「超大作特撮映画『宇宙大魔神』」P172:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
スマホのアプリを使えば似たようなこともできますが、やはりひみつ道具のほうが撮影専門の道具ということもあって使い勝手は良さそうです。
結局は中身が大事
どれだけいい道具を揃えたとしても、結局は演じる人やストーリーが重要な映画。
子どもたちは皆シロウトばかりですが、役者顔負けの演技をします。
敵から逃げるシーンを演じる時はジャイアンに襲われている様子をイメージして演技するなど、本格的に撮影にのめり込んでいる様子も描かれていますね。
自分たちで作り上げる楽しさも相まって映画の撮影は順調に進み、見事上映会までこぎつけることができたのでした。