ジャイアンのリサイタルや歌の特集。被害が多方面に続出中

みんなを恐怖に陥れるジャイアンリサイタル。

時には自ら大々的に告知し、時には突発的に開催してきた数々の惨劇の様子をまとめてみました。

人体に影響の出る恐ろしい歌声

ジャイアンの歌声を聴く人には頭痛、吐き気、めまい、発熱、寒気など様々な身体的影響が見られます。

空気振動で建物は大きく膨張し、壁や窓ガラスにはヒビが入ります。

のび太はジャイアンの歌を一種の公害とまで表現し、多くの人から忌み嫌われていることがわかりますね。

そんな暴力殺人的なジャイアンの歌声は害虫駆除につかわれるほどで、『驚音波発振式虫退治機』でジャイアンの歌声を増幅して家の中にいるネズミやゴキブリを追い払ったこともあります。

人だけでなく虫まで不快な気持ちにさせるジャイアンの歌声は兵器として使われる日が来るかもしれません。

空き地がリサイタルのメイン会場

ジャイアンリサイタルのメイン会場はいつもの空き地が選ばれることが最も多く、その回数は18回(ドラニューしらべ)。

時には土管をステージにしたり、自ら会場をセッティングするなど準備に余念がありません。

コンサートの準備をするジャイアン

ドラえもん16巻P7:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

ジャイアンが1人で歌の練習をしたり、のび太やスネ夫をつかまえては新曲発表の場にしたり、空き地はジャイアンリサイタルには欠かせない場所となっています。

本当の被害者は空き地の近隣住民

空き地の周辺には民家が密集しています。

聴いた人の気分が悪くなったり窓ガラスにヒビが入るほどのジャイアンの歌を嫌でも聴き続けなくてはいけない近隣住民が一番の被害者といえるでしょう。

剛田武リサイタル

大長編のび太と夢幻三剣士P41:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

不思議と住民からジャイアンの歌に苦情が出たことはありません。

あまりの歌のひどさに住民は家の中で気絶するとともに記憶を失い、苦情を出すヒマがないのかもしれませんね。

しずかちゃんにも容赦なし

ジャイアンのコンサートは相手が誰であろうと容赦なく影響が広がります。

みんなのアイドルしずかちゃんも例外はなく、リサイタルの餌食となるのです。

ジャイアンコンサートとしずかちゃん

ドラえもん35巻P28:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

どうでしょう、あまりの歌の破壊力に観客4人が苦痛の表情をうかべてのけぞっています。

しずかちゃんはのび太の後列にいて多少被害は軽減されるかもしれませんが、かなりのダメージを受けているであろうことが予想されます。

これらは全て空き地で繰り広げられる惨劇なのです。

テレビ出演を果たす

ジャイアンは歌手としてテレビに出演したことがあります。

厳密にはドラえもんとのび太があけぼのテレビの夜中3時にスタジオを勝手に使って全国に放送したのですが、豪華に衣装も着込んでジャイアンは公共の電波で気持ちよく歌ったのです。

ジャイアンのテレビ出演

ドラえもん30巻P98:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

この時たまたま運悪くテレビをつけていた学校の先生が歌のひどさに倒れてしまい学校を休むハプニングになりました。

またある時ジャイアンは『スターになろう』という全国放送に出演して自慢の歌声を披露したこともあります。

本来だったら『声紋キャンディー製造機』でつくった天地真理の歌声で出演するはずだったのが、キャンディーの効果が切れ、ジャイアンの下手くそな歌声が全国に流れる大惨事となりました。

多くのテレビが故障し、倒れて救急車で運ばれる人が続出するなどジャイアンの歌の破壊力は凄まじいものがあります。

家がリサイタル会場に早変わり

ジャイアンリサイタルは自宅で突発的に開催されることがあります。

最も多い個人宅はジャイアンの家で、ジャイアンをお祝いする誕生日会なのに自分が歌い始めたり、歌を吹き込んだテープ(100曲以上!)を流してコンサート会場にするなどやりたい放題。

ジャイアンの母ちゃんやジャイ子ですらジャイアンの歌声は苦手なようで、耳を抑えて苦痛の表情を浮かべているのが印象的です。

ジャイアンの家で歌うジャイアン

ドラえもん43巻P45:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

さすがにジャイアンも自分の家なので歌の力はセーブしているようで、壁や窓ガラスは破損していませんね。

のび太の家も被害あり

のび太の家でのお花見や害虫駆除のため、のび太の家がリサイタル会場と化したこともあります。

空き地と違って閉鎖的な空間であること、さらにかなり至近距離から聴いていることもあり、ドラえもんたちのダメージは倍増していることでしょう。

ジャイアンは自分の歌を下手くそと認識している

ジャイアンは自分の歌声を聴いて下手くそだと表現したことがあります。

ジャイアンの歌はへたくそ

ドラえもん35巻P29:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

ジャイアンの歌声を録音した『山びこ山』が夜中に作動して周囲一帯にジャイアンの歌声が響きます。

飛び起きたジャイアンが思わず「だれだ、夜中にへたくそな歌を…」を自分の歌を下手だと認めるシーンがあるのです。

歌っているときには気付かなくても客観的に聴くと本人ですら下手さに気付いてしまうようですね。『山びこ山』もよく壊れずにジャイアンの歌声を録音できたものです。

ジャイアンは過去に自分のレコードを作成したことがあり、自分の歌声は胸にせまるものがあると好評価だったのです。

自分のレコードを聴くジャイアン

ドラえもん11巻P168:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

おそらくこの時はレコードが出来上がった嬉しさに舞い上がり、自分の下手くそな歌声には気付かなかったのだと推測されます。

ジャイアンは実は音楽の才能にあふれている

歌が下手くそなジャイアンですが、実は彼は作詞・作曲・演奏の才能に長けた人物です。

小学生ながら持ち歌は100曲以上あり、その全てを自分で作詞・作曲するジャイアン。

その出来栄えは決して独りよがりなものではなく、メロディにすると非常に美しい旋律になるのです。

ジャイアンのメロディ

ドラえもん16巻P123:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

メロディお玉』は詩に合わせて自動的に作曲するひみつ道具ですが、ドラえもんものび太もうっとり聴き惚れていることがわかります。

別の機会でジャイアンは夢の中でバンドメンバーとライブを行っていますが、この時の楽器構成は三味線、ラッパ、太鼓とまるで聴いたことがない組み合わせです。

三味線をひくジャイアン

ドラえもん28巻P89:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

この時もジャイアンが作詞・作曲していると考えられ、ビッグ・ジャイアンと銘打ってコンサートができるまで活躍している様子を見ると売れている=受け入れられていると解釈できるのです。

さすが世界的ビッグアーチスト剛田武です。

歌声こそひどいかもしれませんが、ジャイアンはプロデューサーや作詞・作曲者、演奏者といった裏方的な役回りをやることで本来の才能を発揮できるのです。

ジャイアンリサイタルのビッグタイトル紹介

ジャイアンが定期的に開催するリサイタルの名称を集めてみました。

  • みわくのリタイサル ジャイアンの歌(サとタが逆になっている)
  • ジャイアン大いに歌う
  • ジャイアン心の歌
  • 剛田武!夢のリサイタル
  • 剛田武リサイタル ジャイアン激唱
  • ビッグ・ジャイアン
  • ジャイアン ビッグヒットショー
  • 歌えジャイアン
  • 世紀のビッグスタージャイアンチャリティコンサート
  • おまちかね!ジャイアンディナーショウ

ジャイアンコンサートの題名

ドラえもん33巻P21:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

ドラえもんに頼んで看板やポスターの印刷を手伝ってもらうなどかなり力を入れていることがわかります。

小学生がここまで準備して取り組んでいるのはかなりすごいことですね。

ジャイアンの独特な歌声

殺人的なジャイアンの歌声のほとんどは単純なカタカナな表現されることが多く、「ホゲ〜」「ボゲ〜」「ボエ〜」が代表的な音です。

ちゃんと歌詞を歌っているはずなのですが、あまりに怪音波すぎて聴いている人には「ホゲ〜」としか聞き取れず、レコードですらホゲ〜としか聞こえないのはもはや芸術といえるのではないでしょうか。

ジャイアンホゲー

ドラえもん11巻P171:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

もっとボリュームを上げるよう要請するジャイアンですが、この後スネ夫の聴力に異常がなかったか心配になるレベルです。

ジャイアンの歌の唯一の理解者

公害とも称されるジャイアンの歌には唯一の理解者が存在します。

母ちゃんでしょうか?父ちゃんでしょうか?ムクでしょうか?

いえ、それは異世界にいる海賊のベティです。

ジャイアンの歌を気に入るベティ

大長編のび太の南海大冒険P162:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

ジャイアンの歌声を聴いたベティはステキな唄、しびれが止まらない!と大絶賛!

凶暴な改造生物ですら参ってしまうジャイアンの歌をこれほどまで素直な心で感動してくれる人はそうそういません。

今日もジャイアンは歌い続けます

周りからどんな評価を受けても自分の好きをつらぬき歌い続けるジャイアン。

もともと音楽の才能を持ち合わせているため、どこかでピースがカチッとはまるとものすごい成果を出してくれることでしょう。

今日もどこかでジャイアンの美声が響き渡っていることでしょう。



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