発光マット

アニメーションを作る時に欠かせないひみつ道具『発光マット』。

下から光が発せられるので、少しずつ異なる絵を描くことができます。

のび太のアニメ、いざ始動!

スネ夫がアニメーションを作るということに感化されたのび太は、ドラえもんの助けを借りて自作アニメを制作することにします。

少しずつ違った絵を何千枚も描いてそれでアニメが出来上がるという基本的なことを理解していなかったのび太はアニメ作りの大変さに圧倒された様子。

アニメ制作に必要なセル数
気の遠くなる作業である

ドラえもん24巻「アニメ制作なんてわけないよ」P127:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

『発光マット』はそれ自体が発光するので、上に置いた紙が透けて動きが異なる絵を効率的に描くことができるのです。

絵心のないのび太が描くドラえもんはとてもアニメにできるクオリティではなく、この後は結局『アニメーカー』の力を頼ることになるのですが、とりあえず何でも自分でやってみようというのび太の姿勢にはあっぱれですね。

これはひみつ道具なのか?

光で絵を透かして絵を描く技法は今でも使われる基本的なテクニックですが、果たして『発光マット』は特別なひみつ道具といえるのでしょうか?

たしかにマット自体が発光する仕組みはすごいかもしれませんが、結局光に透かして手書きする点では現代のものと全く変わりがありません。

ドラえもんのセル画
これはこれで味のある絵ではないだろうか?

ドラえもん24巻「アニメ制作なんてわけないよ」P127:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

様々なものが機械化されているであろうドラえもんの世界でも、おそらく手書きの良さを残していこうという働きで『発光マット』のようなアナログなひみつ道具が残っているのかもしれませんね。

アニメ制作以外の使いみち

用途がかなり限定されてしまう『発光マット』ですが、マットが発光する仕組みを利用すれば写真撮影の台座としてライティングが使えるかもしれませんね。

光の強さを調整できればいい感じのスペースとして使えそうです。

『発光マット』の特徴としては電源不要で光を発する点なので、そこを上手に利用したいですね。

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