指定した場所が誰も近寄りたくない場所になってしまう、そんな不思議な『人よけジャイロ(+バッジ)』を紹介します。
大混雑の山にいこう
ハイキングに人気の箱毛山。
人でごった返す場所にいきたくないのび太のパパは、せっかくの箱毛山ハイキングをキャンセルしてしまいます。
泣きわめくのび太を見たドラえもんは『人よけジャイロ』を使い、箱毛山周辺に人が近寄らないようにしたのです。
ドラえもん19巻「人よけジャイロ」P15:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
しずかちゃんも誘って無人の箱毛山ハイキングを楽しむ3人。
ところが途中で遭難してしまい、誰も助けにこない山中で諦めかけていた時に、ママがうっかりジャイロを倒してしまったことで危機から救われたのでした。
ドラえもん19巻「人よけジャイロ」P19:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
不都合の多い人よけジャイロ
人を寄せ付けない効果は、例えば遊園地や人気観光スポットで自分だけ独占したい時に便利なように見えます。
しかしスタッフまで近寄らなくなってしまうので、遊園地のアトラクションは動かないし、人気のない観光地もつまらないかもしれません。
ドラえもん19巻「人よけジャイロ」P18:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
バッジを身につけるとジャイロの影響を回避できますが、スタッフ全員に配るわけにもいかず、不都合な面もありますね。
行きたくないという感情を生み出す
『人よけジャイロ』で指定した場所は人間が近寄りたくないという感情を作り出します。
物理的に見えない壁が出来るわけではなく、電波や催眠波などをつかって心理を操る不思議な効果があります。
人よけジャイロが有効なシーン
誰もいない環境が好まれるシーンは限られてくるでしょう。
写真撮影
例えば写真家の人が無人のスポットを撮影する時はいいですね。
東京駅や首都高、新宿や渋谷の街並みなど、普段はかならず人がいる場所を無人にすることで不思議な空間を演出できます。
暴動の沈静化
望まれないデモや暴動が起きた時、そこにジャイロを使えば暴徒を寄せ付けません。
バラバラになったところを一網打尽にしてしまうことができます。
自然保護
自然の情景を残したい時、人に踏み入ってほしくない場所を保全する目的に使うことができますね。