船が沈まない程度のスリル満点の嵐を体験できる『ほどほどあらし』。
船旅をおもしろくしましょう。
退屈な船旅に刺激を
強運の持ち主ののび太は『宝さがし地図と針』で宝の在り処を発見し、気分を出すためわざわざ『宝さがし用帆船』で船旅を選びます。
退屈な船上生活に刺激を出すためドラえもんは『ほどほどあらし』で場を盛り上げるのですが、のび太はさっそく船酔いを体験することに。
ドラえもん45巻「南海の大冒険」P37:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
船の度はまだまだ続きます。のび太は果たして無事宝島までたどり着くことができるのでしょうか?
スリルをあなたに
非日常を味わうため海の嵐を体験したいなら『ほどほどあらし』がおすすめです。
船が絶対沈まない程度のギリギリの強さの嵐を周りに発生させ、刺激の少ない船生活をピリッとインパクトのあるものにしてくれます。
船は沈まないが危険は伴う
『ほどほどあらし』はたしかに船の安全性は担保されますが、船の上にいる人たちは海に投げ出される危険を伴います。
ドラえもん45巻「南海の大冒険」P38:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
上のコマは荒波が甲板上まで押し寄せてドラえもんとのび太が必死につかまっている様子ですが、もしここでのび太が力尽きてしまったら海に転落してしまいます。
そもそもこんな嵐の時はみんな船内に逃げ込むべきなのですが、演出上2人はあえて荒れ狂う船外で過ごしているようです。
『ほどほどあらし』を使っている間だけは特別なバリアか何かで船の周囲が守られていて、例え海中転落した人がいても助かる仕組みになっているのかもしれません。
それでものび太のように船酔いは防ぐことができないようで、船旅にスリルが欲しいというのび太の甘い考えを直してくれる効果はあったようです。
このひみつ道具はこの巻で読めます