『本物になるペン』で絵を書くと、すべて本物になります。
絵の中で海水浴
海水浴をしたいのになかなか海に連れて行ってくれないパパ。
そこでドラえもんは『本物になるペン』で紙に広い海を描き、その中で海水浴を楽しむことにしたのです。
藤子F不二雄大全集ドラえもん18巻「絵の中で海水浴」P39:小学館
海を満喫しているとパパが登場し、余計なお世話なのですが大きな魚を海の中に描きました。
それが怪魚ともいえるサイズで、ドラえもんとのび太はその怪魚に追いかけ回されてしまったのでした。
書いた絵の中に入れます
『本物になるペン』を使って紙に書いた絵は本物になります。
絵の海の中に入れたり、書いた生き物が紙の中で本物になって動きだします。
ある程度の絵心が必要ですが、自分の作品の中で遊べる楽しさは他にはない体験になることでしょう。
何でも描くな、危険
パパが親切心で描き加えた魚がアダとなり、ドラえもんとのび太は危険な目にあうことになりました。
よかれと思って取った行動が逆効果になるいい例ですね。
特にパパは学生の頃から絵をたしなんでいこともあり、描写能力は人一倍高いはず。
そんなパパが描く魚なので本物以上の迫力があったのでしょう。
海に連れて行ってあげられなかったせめてもの罪滅ぼしのつもりだったのでしょうが、なかなか難しいものです。
このひみつ道具はこの巻で読めます