電車型のボタンとふみきりがセットになった『ふみきりセット』。
道にセットしてボタンを押せば、ふみきりが完全に通せんぼします。
追っ手から逃れろ
物のはずみで家の花瓶を割ってしまったのび太。
ママから逃げようと、ドラえもんから『ふみきりセット』を借ります。
ふみきりを設置して電車のボタンを押すと、人の通行を完全に遮断してしまう効果があります。
ドラえもん15巻「ふみきりセット」P96:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
何をどうやってもそこを突破することができないので、のび太はやりたい放題。
気を良くしたのび太はジャイアンやスネ夫、ノラ犬にいたずらしては逃げまわってふみきりセットで通せんぼする始末。
のび太の悪いクセがよくでているお話ですが、最後はやっぱり天罰が下ります。
自宅に逃げ込もうとしたのび太は、うっかり発動してしまったふみきりセットのせいで家に入ることができず、とうとう追い詰められてしまうというオチを迎えるのでした。
柔軟に対応するふみきりセット
人間の行動はもちろんのこと、石など空を飛ぶものまで完全にシャットアウトするふみきりセット。
ドラえもん15巻「ふみきりセット」P96:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
コミックにはこれ以上書かれていませんが、おそらく邪魔者が液体だろうが気体だろうが、ふみきりが動き回ってストップするであろうことが予想されます。
くぐって付け根を通れるのでは?
ふみきりセットは構造上どうしても足元が緩くなっています。
ふみきりが飛び出ている真下の部分はふみきりが届かない場所なので、ここをくぐれば通り抜けてしまえる可能性があります。
ただし、コミックでは描かれていないので想像の域を脱しませんが、おそらく真下もガードされるのでは?と考えられます。
未来のひみつ道具なので、そんなわかりやすいところを見逃すとは考えにくく、おそらくふみきりがグニャリと曲がって邪魔するのでは?というところでしょうか。
気になる強度
見た目は非力に見える『ふみきりセット』。
しかしジャイアンの猛突進を軽々受け止める力があることから、かなり頑丈な構造になっていることが予想されます。
ふみきりそのものの強度も高いと思われ、ちょっとやそっとで壊れるものではなさそうです。
足止めする効果は抜群なので、誰かから逃げたい時には時間稼ぎに有効的ですね。
ママに解除してもらうしかない
物語のオチで、家の玄関の前にふみきりセットを設置し、電車型のボタンをうっかりふみきりの内側に落としてしまったのび太。
こうなった以上、誰もそのボタンを拾い上げることはできません。
ドラえもん15巻「ふみきりセット」P97:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
頼みの綱としては家の中にいるであろうママに拾ってもらうことですね。
ドラえもんがタケコプターなどを使って空から侵入しようとしても、おそらくふみきりセットはニューっと伸びて邪魔をするでしょう。