『ふんわりガス』をかけると物体の重さが軽くなります。
パパの飛行機
パパが作ってくれたおもちゃの飛行機が、バランスが悪いせいか全く飛びません。
そこでドラえもんは『ふんわりガス』をかけ、機体をとにかく軽くして飛ばすことに成功します。
藤子F不二雄大全集ドラえもん9巻「ふんわりガス」P17:小学館
ところがガスをかけすぎたせいでさらに軽くなってコントロールが効かなくなり、絶体絶命かと思われた矢先、雨が降り始めます。
雨水の重さを利用して無事降下できたのでした。
軽くしてふわふわ
『ふんわりガス』をかけるとガスの量に応じて対象物を軽くすることができます。
軽くなった物体は多少バランスが悪くても飛ぶことができ、それに飛び乗ればウチワを使って進む方向をコントロールすることができます。
雨で重さをコントロール?
『ふんわりガス』を噴射したおもちゃの飛行機はドラえもんとのび太を乗せて空を飛びます。
ドラえもんを約129kg、のび太を約30kgとして合計約160kgの重さがあってもスイスイと飛ぶのです。
おそらく『ふんわりガス』によって飛んでいる間は重さを無かったことにできるのでしょう。
一方、浮かび上がりすぎた機体をコントロールするためにドラえもんは傘に集めた雨水を利用しました。
藤子F不二雄大全集ドラえもん9巻「ふんわりガス」P19:小学館
この重さで機体の高度を下げることに成功したわけですが、雨傘いっぱいの水はおそらく10kgほどかと想定されます。
おそらく、ガスをかけて直後に乗り込んだ場合、搭乗者の重さをなかったことにし、しばらく時間が経過してから上乗せされる重さはしっかりカウントされるのでしょう。
その都合のいい影響もあり、わずか10kgほどの重りで下降できたものと思われます。
このひみつ道具はこの巻で読めます