『ふしぎなかがみ』はまるで水みたいに変わる不思議な鏡です。
家の中で水遊び
雨が降って外で遊べない日、ドラえもんとのび太は家の中でタライに水を張って水遊びをしていました。
周囲がビショビショになってしまうことを恐れてママから水遊びを禁止されたのですが、ドラえもんは代わりに『ふしぎなかがみ』を取り出します。
藤子F不二雄大全集ドラえもん18巻「ふしぎなかがみ」P149:小学館
一見すると鏡なのですが、よく見ると水面に早変わりするではありませんか!
これを使って家の中で遊ぶのですが、けっきょく水遊びとみなされてしまい、ママに叱られてしまったのでした。
鏡?水?
巨大な鏡かと思いきや、実は水面だったと思わせてくれる『ふしぎなかがみ』。
小さな池ぐらいのサイズがあり、そこにおもちゃを浮かべるなどして遊ぶことができます。
生き物もいます
『ふしぎなかがみ』は不思議なことに、海の生き物が生息しています。
魚やくじら、タコなどおなじみの生き物ばかり。
水深はわずか数十センチ程度しかありませんが、どうしてこんなにたくさんの生き物が生息できるのか、それも不思議です。
水であって水ではない
ドラえもんとのび太は『ふしぎなかがみ』の中に入り込んで魚たちと遊び回るのですが、とうぜん水がバシャバシャと跳ねてしまいます。
部屋の中が水浸しになりそうなものですが、そういう描写が一切ありません。
ということは『ふしぎなかがみ』の水は水であって水でないという不思議な現象が起こります。
これならママも文句は言わないはずなのに、おそらくドラえもんとのび太の身の安全を考慮してか、やっぱり怒られてしまうわけです。
これが水でないのであれば、生息している魚たちは精密なロボットである可能性も考えられますね。
このひみつ道具はこの巻で読めます