かぶった人の思った通りの人物になることができる『イメージライトキャップ』。
スネ夫の弟スネツグが初登場(コミックスとしては)した貴重な回です。
スネ夫は理想のお兄さん
ニューヨークに住むスネ夫の弟スネツグが日本に帰国しました。
スネ夫は日頃から、あろうことが自分がいかに優秀でモテる人物かと言ってきたため、スネツグはすっかりそれを信じています。
ドラえもん40巻「スネ夫は理想のお兄さん」P137:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ウソがバレるのが怖いスネ夫にドラえもんは『イメージライトキャップ』を取り出し、スネツグがこれをかぶっている間だけ理想のお兄さんになれるとアドバイス。
いつまでもニューヨークにスネツグが戻ってほしくないと考えるスネ夫なのでした。
ドラえもん40巻「スネ夫は理想のお兄さん」P140:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
かぶっている間は無敵
かなり目立つデザインの『イメージライトキャップ』ですが、これを被っている間、ライトに照射された人はかぶった人のイメージ通りの人になることができます。
本当は成績が悪いスネ夫ですが、スネツグが『また先生に褒められているの?』と認識した瞬間、周りの人がイメージ通りの行動を取るのです。
常にそばにいよう
『イメージライトキャップ』の効果が続くのはそれをかぶった人が自分の近くにいる時だけです。
スネ夫のように、スネツグがニューヨークに戻ってほしくないと考えるのも無理はありません。
スネツグは今回が初登場ではない
世間一般ではスネツグの初登場がこのストーリーと思われていますが、コミックスに収録されていないだけで実はこれまで何度も登場しているのです。
てんとう虫コミックス未収録作品を集めたプラスシリーズやカラー作品集ではしれっと出てくるので、生粋のドラえもんファンからすると珍しくないかもしれませんね。
このひみつ道具はこの巻で読めます