インスタントツリー

種を植えると、瞬時にクリスマスツリーが生えてくる「インスタントツリー」の紹介です。しかもツリーはすでに飾り付けが終わった状態で生えてくるので、あれこれデコレーションを考える手間もありません。

クリスマスに大活躍

煙突の形をした植木鉢に専用の種を植えると、あっという間にクリスマスツリーが生えてくる便利なひみつ道具。しかもツリーはすでに飾り付けが終わった状態で生えてくるので、あれこれデコレーションを考える手間もありません。クリスマス時期は大いに活躍してくれることでしょう。

狭い家だと邪魔になるかも

友達のあばら谷くんの家でクリスマスパーティーを開催することになったのびたたち。実はあばら谷くんの家はとても狭く、家族だけで足の踏み場もないほどに窮屈なところだったのです。そんな場所では、のびたたちはおろか、クリスマスツリーなんて置ける余裕があるはずもありません。

結局ドラえもんが出した重力ペンキを使って問題は解決されるわけですが、場所を取るクリスマスツリーは、レイアウトも考える必要がありますね。インスタントツリーの高さと重さ

成長したインスタントツリーの高さは、およそ160cmほど、重さは5kg前後といったところでしょうか。もちろんこれらの数字は公式に発表されているわけではないのですが、コミックのコマからある程度推測することができます。

高さ

インスタントツリー
夢のある道具

ドラえもん5巻「重力ペンキ」P22:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

にょきにょきと生えてきたクリスマスツリー。そして隣に立つドラえもん。ドラえもんの身長は129.3cmなので、それよりも背が高いクリスマスツリーなので、だいたい160cmと計算しました。

重さ

インスタントツリー
どうして種のまま持ち運ばないのか

ドラえもん5巻「重力ペンキ」P22:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

成長したクリスマスツリーを背負うドラえもんが一言、おもいよ。ドラえもん1人でおんぶしていますが、重いと言いながらもその後ずっと1人で持ったままです。すぐに腕が疲れるレベルではなく、長時間持ち続けることができる重さでいえば、5kg前後が妥当かなと判断しました。

処分はどうするのか?

クリスマスが終われば通常のツリーは片付けてしまいますが、インスタントツリーはどうすればいいのでしょうか。ドラえもんのひみつ道具は基本的に使い捨てのものが大半を占めるため、インスタントツリーも同じように使い捨てだと思われます。成長して1日で枯れてしまうか、元の種の状態に戻ってしまうかと想像されます。自由自在にツリーを出し入れすることができれば、片付けも準備も手間いらずのインスタントツリーは大きな需要があることでしょう。

植物を瞬時に育てるという点では、天気・自然を操る道具の一種といえます。お天気ボックスのように環境そのものを変える道具とは異なりますが、自然の力を凝縮して即座に結果を出すという発想は共通しています。

形が似たひみつ道具

コミック19巻に登場するサンタえんとつが、インスタントツリーに非常に似た形をしています。

サンタえんとつ
これも夢のある道具

ドラえもん19巻「サンタえんとつ」P154:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

自分が欲しいものを紙に書き、この煙突に入れると、それが手に入るという夢のようなひみつ道具です。やはりクリスマス関連のひみつ道具は、煙突がモチーフになることが多いようですね。

インスタントツリーもサンタえんとつも、クリスマスという特別なシーズンに向けた道具として設計されていることがわかります。クリスマスの雰囲気を手軽に演出したいという気持ちに応える道具は、現代でも需要が高いはずです。

クリスマスの盛り上げ役にぴったり

種を植えてお手軽にクリスマスの雰囲気を楽しめるのがこの道具のいいところです。とはいえ、家族や友達とワイワイ言いながらツリーの飾り付けを楽しみたい人もいることでしょう。時と場合に応じて、急にツリーが必要担った時はインスタントツリーで、余裕がある時は通常のツリーで対応するなど使い分けてもよさそうです。

また、クリスマス関連の道具という切り口では、ドラえもんの世界にはさまざまな季節行事に対応した道具が登場します。インスタントツリーのようにその瞬間に必要なものを即座に用意できる道具は、現代の忙しい生活においても非常に実用的です。準備に時間をかけられない時ほど、こういったひみつ道具の価値が光ります。

準備する楽しさとの違い

インスタントツリーはとても便利ですが、クリスマスツリーには準備そのものを楽しむ面もあります。箱から飾りを出し、どこに星を付けるか、ライトをどう巻くか、家族や友達と相談しながら飾っていく時間もクリスマスの一部です。完成品が一瞬で出てくるインスタントツリーは、その手間を省ける一方で、準備の思い出も省いてしまうかもしれません。

ただ、作中のように場所も時間も余裕がない状況では、この手軽さが大きな助けになります。パーティーの主役はツリーそのものではなく、そこに集まる人たちです。飾り付けに時間をかけられなくても、ツリーがあるだけで部屋の空気は一気に変わります。インスタントツリーは、完璧な準備よりも「今この場を楽しくする」ことを優先する道具なのです。

どこでも季節感を作れる道具

この道具の本質は、植物を急成長させることよりも、季節感を一瞬で作れるところにあります。何もない部屋でも、インスタントツリーが生えればそこはクリスマスの空間になります。飾りや光、ツリーの形が、人の気分を変えるわけです。

そう考えると、インスタントツリーはイベント会場や病院、避難所のような場所でも役立ちそうです。大きな準備ができない場所でも、少しだけ季節の楽しさを持ち込めます。もちろんサイズや安全性の調整は必要ですが、気持ちを明るくする道具としての価値はかなり高いでしょう。

クリスマス関連のひみつ道具は、ただ物を出すだけでなく、人の期待や思い出に触れるものが多いです。インスタントツリーも、種から一瞬で生えるという派手な効果の奥に、誰かと一緒に過ごす時間を支えるやさしさがあります。

一方で、急に生えるツリーには安全面の心配もあります。部屋の天井が低ければぶつかりますし、周囲に家具があれば倒したり引っかかったりするかもしれません。植木鉢の中から一気に成長するなら、置く場所を間違えるとかなり危険です。使う前には高さや広がりを確認できる説明書が必要でしょう。

それでも、種からツリーが生える瞬間はかなり楽しいはずです。箱から出すツリーとは違い、成長する驚きがあります。子どもたちの前で使えば、それだけでパーティーの余興になります。クリスマスの準備を短縮する道具でありながら、登場する瞬間そのものがイベントになるのです。

インスタントツリーは、手軽さと驚きのバランスがいい道具です。忙しい時に助かる実用品であり、同時にクリスマスらしいワクワクもきちんと残しています。

気になるのは、毎回同じ形のツリーが生えるのか、種によってデザインが違うのかという点です。もし飾りの色やライトの種類を選べるなら、かなり人気商品になりそうです。家庭用、店舗用、学校用など、サイズ違いの種があっても便利でしょう。

また、使い終わった後に土へ戻る仕組みなら環境にも優しい道具になります。片付けが簡単で、ゴミも出ない。そこまで含めて設計されているなら、インスタントツリーは未来の季節商品としてかなり完成度が高いと思います。

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