いたみ止め、すぐきずを治すばんそうこう、自動まきほうたい

ケガをした時の道具は用意しておくにこしたことはありません。

今回はそんな感じのけがや病気にまつわる道具を解説していきます。

ケガをする前提のひみつ道具

ジャイアンから借りた本を汚してしまったのび太。

何とかジャイアンに殴られずに済ませたいと、『反のうテストロボット』を使って色々と謝罪の方法を模索します。

関連ひみつ道具

しかしどんな謝り方をしても、結局ジャイアンに殴られるという結果となってしまい、ドラえもんからも「君はどうしても殴られる運命にある」とサジを投げられてしまします。

仕方なく覚悟を決めて本を汚したことを謝りに行こうとするのび太に、ドラえもんは

  1. いたみ止め、
  2. すぐきずを治すばんそうこう
  3. 自動まきほうたい

の3つのひみつ道具を渡します。

ケガしてもすぐ治るから大丈夫だよと、ドラえもんなりの優しさなのでしょう。

ケガを前提に話をすすめるドラえもん
のび太のうらめしそうな顔

ドラえもん7巻「テスト・ロボット」P142:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

でも一度ケガをする前提で話をしているので、のび太にとって嬉しいやら悲しいやら、複雑な心境でしょうね。

ジャイアンのいたずらでケガを回避

そんなのび太の壮絶な覚悟の事など全く知らないジャイアン。

どことなくオドオドしているのび太を見つけ、ちょっといたずら心がわき、物陰に隠れてのび太を大声で脅かします。

驚いたのび太は、その拍子に持っていたジャイアンの本をドブに落としてしまいました。

落ちた本を見て慌てふためくのび太に、ジャイアンは「ちょっとふざけておどかしただけなんだ。ともだちじゃないか、笑って水に流そうや」と言ってしまいます。

それを聞いて安心したのび太は「きみさえよければ」と帰ってしまいます。

ジャイアンの本を汚したのび太
自業自得のジャイアン

ドラえもん7巻「テスト・ロボット」P143:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

ジャイアンは、のび太が落としたのが自分の本だと分かっても、さっき「笑って水に流そう」と
言ってしまった手前、のび太を怒ることも出来ないのでした。

使われることがなかったひみつ道具

ジャイアンの軽はずみな一言でのび太は難を逃れたというお話。

この回のジャイアンは、いつもよりもちょっと物分かりが良かったみたいです。

ちなみに、アニメ版ではイタズラを言い出したスネ夫が代わりに殴られるというオチでした。

今回ケガの手当て用に出された3つの道具は結局どれも使われなかったので、一体どんな効力があるのかは不明です。

ネーミングから推察するしかありません。

いたみ止め

その名の通り、いたみを止める薬だと推測されます。

ひみつ道具になるほどのものなので、どんな痛みでもたちどころに止めてしまうのでしょう。

すぐきずを治すばんそうこう

「すぐきずを治すばんそうこう」だけは、アニメ版の「気球で世界一周を!」に「なんでもキズバン」という名称で登場しています。

患部に貼りさえすれば、骨折すらもあっという間に完治してしまうといいます。

自動まきほうたい

「自動まきほうたい」に関しては、かつて藤子不二雄両先生が所属してたアニメスタジオ「スタジオゼロ」制作のアニメ「レインボー戦隊ロビン」(漫画版は「レインボー戦隊」)に登場しているかもしれません。

看護婦型アンドロイドのリリが使う包帯が、まさに傷口に自動的に巻き付いて治療をしてくれるものなので、ひょっとしたらここからアイデアを得ているかもしれませんね

ちなみにこの作品は、メインキャラデザインに石ノ森章太郎先生、漫画版のメカデザインに藤子両先生と、豪華にも程があるスタッフで制作されています。

似たようなひみつ道具

似たような道具でいうと、けが限定ではなく病気の治療も含むものになってしまいますが、いくつか登場しています。

スグナオール

ドラえもんプラス3巻の「ドラえもんがいなくてもだいじょうぶ!?」に登場の
「スグナオール」。

某製薬会社のようなネーミングの道具ですが、主に腹痛に効く薬という事で、学校のテスト回避用のお腹が痛くなるパンが付いてくるのが特徴です。

お医者さんカバン

「お医者さんカバン」は、未来で子供がお医者さんごっこにつかうオモチャ。

病気の原因を突き止め、簡単な病気なら治せるぐらいの万能薬が常備されています。

過去の世界で結核を治した実績があります。

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