深海クリーム

『深海クリーム』はコミック4巻の第5話「海底ハイキング」に登場するひみつ道具です。

初めてアニメ化されたのは、水田わさびさんがドラえもんの声優を担当する2年前ぐらいなので、かなり遅い時期にテレビでデビューした道具の一つです。

海底ハイキングを計画

今まで誰もなし得たことがない「太平洋(深海)を歩いて横断計画」を計画しているのび太。

水深がとても深い場所を通らなければならず、ドラミちゃんのひみつ道具に頼ることになります。

水中で呼吸ができる『エラチューブ』などに加え、高い水圧と冷たい水温による人体への影響を排除するために深海クリームが使われます。

テキオー灯の登場前のひみつ道具

深海クリームは、大長編「のび太の海底鬼岩城」に登場するテキオー灯と似ています。

深海クリームとテキオー灯は、どちらも過酷な環境に体を適応させるために使う道具ですが、深海クリームは水圧と水温にしか対応できません。

一方テキオー灯は、人の体が溶けそうなぐらい熱い空間や酸素や重力のない宇宙空間でも効力があるので、深海クリームを大幅に進化させたのがテキオー灯といえるでしょう。

ただしテキオー灯の効き目が原作版だと24時間しか続かないので、深海クリームが劣っているとは一概には言えません。

深海クリームの持続時間が正式に発表されていないので何とも言えませんが、深海クリームとテキオー灯を併用しておけば安心ですね。

藤子先生の想いが込められているかも

深海クリームには、未開のフロンティアを探検するということの壮大さを若者に味わってもらいたい、という藤子先生の想いが込められているのかもしれません。

なぜなら深海は未だに探索されつくしていなく、地球において数少ない未知に秘められている場所だからです。

ひみつ道具の深海クリーム

近くで見ると恐ろしいクジラ

ドラえもん4巻「深海ピクニック」P58:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

IT革命以降では特にインターネットの発展により、国内・国外の情報が瞬時に入手できるようになっています。

そのうえ交通機関も発展しているので、陸上だと隅々まで探索しつくされているんですよね。

コミックの中でのび太は、太平洋のなかでも最も深い場所を経由しながら、サンフランシスコへ向かっていました。

深海の水圧に耐えられるように深海クリームを塗って夢を実現しようとするのですが、途中で海底火山が噴火して振動に巻き込まれるという形で断念せざるを得なくなります。

ただ「深海クリーム」というひみつ道具の構想は、まさに未開のフロンティアを探求することの素晴らしさを若い世代に伝えたかったんだろうなと思います。

テキオー灯が「のび太の海底鬼岩城」以降の映画に度々登場するほどメジャーな道具になりますが、この海底クリームが発案されなければ、テキオー灯も存在しなかったでしょう。

深海クリームだけでは使いみちが難しい

もし現代で深海クリームが開発されたとしても、これ1つだけで海底散歩は実現することができません。

なぜなら呼吸の問題が残っているからです。

エラチューブがあれば話は別ですが、それがなければ酸素ボンベを使わざるを得ません。

酸素ボンベだと移動時間が短くなり、交換用ボンベを常に持ち歩く必要があるため、単独散歩など夢のまた夢・・・。

しかし、どんな水圧にも耐えられる性能を持つ深海クリームを開発する技術があれば、エラチューブなど簡単に実現できてしまいそうですね。

夢が広がる深海クリーム

未知の世界への探究心を掻き立てる深海クリーム。

のび太に負けじと、我々も夢と野望を持ちましょう!

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