『じゅんばんいれかわりそうち』を使うと、瞬時に自分と他人の位置を入れ替えることができます。
マラソン大会で勝つために
ジャイアン含めて友達とマラソン大会をやることになったのび太。
勝負は始まる前から見えているわけですが、ドラミちゃんは『じゅんばんいれかわりそうち』を持たせてなんとか勝とうとします。
藤子F不二雄大全集ドラえもん20巻「じゅん番入れかわりそうち」P345:小学館
ドラミちゃんのアシストをもらいながら、マラソン中なんども順番を入れ替えて姑息な手で走り続けるのび太。
ゴール直前、遠い親戚にあたるのび太郎とばったり遭遇し、のび太郎はのび太の代わりに1位でゴールをしてしまったのでした。
名札をつけさせる必要あり
『じゅんばんいれかわりそうち』を使うためには、参加者全員に専用の番号バッジをつけ、自分は手元にダイヤルを用意しておく必要があります。
偶然にもマラソンと番号バッジは相性がよく、みんな疑うことなく付けてくれたのでよかったのですが、競技によっては「なんでバッジを?」となることは容易に想像ができます。
トップは誰だ?
のび太のように、先頭を走る走者と自分を入れ替えるためには、当然ながら現在のトップが誰なのか把握しておかなくてはいけません。
デタラメにダイヤルをまわす方法もありますが、あまり使いすぎるとインチキがバレてしまいますよね。
誰かとタッグを組み、現在1位の人の番号をなんとかして知る必要があります。
『じゅんばんいれかわりそうち』は便利そうに見えて、自分だけの力で使いこなすにはけっこうハードルの高いひみつ道具といえるでしょう。
このひみつ道具はこの巻で読めます