『雪になっておもちになる塩』はその名の通り雪になっておもちに変化する不思議な塩です。
ちょっといじわるなドラえもん
自分だけお年玉がもらえずにすねてしまったドラえもん。
ポケットから『雪になっておもちになる塩』を取り出し、周囲に撒くと雪が降り始め、それが積もると今度はおもちとして食べられるようになりました。
自動的に吹き上がる塩 藤子F不二雄大全集ドラえもん1巻P773：小学館
とてもおいしくて評判のいいおもちだったのですが、実は1個あたり100円を徴収すると言いはじめ、自分でお金稼ぎをするドラえもんだったのでした。
情報量が多い塩
『雪になっておもちになる塩』を周囲に撒くと、それが雪に変化して降り始めます。
どこでも好きなタイミングで雪を楽しめるだけではなく、それが地面に積もったあとは手でかき集めてこねておもちになるのです。
あれやこれやと状態が変化する、情報量の多い、でもそこまで使いみちが思いつかないひみつ道具の一種です。
大全集だけのお得な1話
実はこの『雪になっておもちになる塩』、ドラえもん大全集1巻の巻末資料集に掲載されているひみつ道具です。
1971年小学三年生で掲載された特別読み切りで、今やここでしか読むことができない貴重なストーリーです。
おもちはドラえもんの好物
ドラえもんが現代に来たとき、のび太が食べていたおもちに興味を示し、初期の頃はおもちが好物でした。
その影響もあってか、おもちが題材に使われていたのかもしれませんね。
このひみつ道具はこの巻で読めます
