逃げ出す仙人の弟子に罰を与える『かみなり雲』。
全身が黒焦げになるほど威力があります。
仙人のもとから逃げ出そう
仙人にあこがれて山奥にこもり『仙人らくらくコース』を使って修行するのび太。
ところが『仙人ロボット』の修行は厳しく、逃げ出そうとするのび太に容赦なく『かみなり雲』で雷をあびせます。
ドラえもん43巻「仙人らくらくコース」P84:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
命の危険を感じるのび太は素直に修行し、苦しい滝行の末に雲に乗れるまで成長しますが、隙をみてなんとか逃げ出すことに成功したのでした。
むやみに使うと危険
『かみなり雲』は仙人が操る特殊な雲で、意のままに雷を落として対象物を攻撃します。
のび太はコミックの中で2回この雷を受けていて、普通に考えたらよく生きているなぁと感心してしまいます。
まっ黒焦げになる威力
通常、人に雷が落ちると0.1秒ほどで全身を通り地面に抜けていくため、雷の熱量で体が黒焦げになることはまずありません。
ところがのび太は全身が真っ黒になっていて、これは要するに
- 通常の雷の数倍〜数十倍の熱量を持った雷だった
- 体の中に雷が長くとどまった
のどちらかの可能性が考えられます。
『かみなり雲』の雷がどうしてそんな特殊性質なのかはわかりませんが、結果として黒焦げののび太が出来上がっている事実がある以上、見逃すことはできません。
マンガあるある
通常だとここまで体が炭化してしまうとあらゆる体組織は修復不可能なレベルまで破壊され、なんとか蘇生してもその後の生活に支障がでることは間違いないでしょう。
それなのにどうしてのび太はピンピンしているのか?
次のコマで普通に起き上がって何もなかったように振る舞っているのか?
・・・これはマンガだから仕方ないよね!と開き直るしかありませんね。
マンガあるあるです。深く考えても仕方ないのです。
みなさんも仙人を目指す時は『かみなり雲』には十分注意してくださいね。
このひみつ道具はこの巻で読めます