珍しい動物を保護するための『国際保護動物スプレー』の紹介です。
外敵から襲われなくなり、安全に暮らしていくことができます。
のび太、絶滅の危機?
珍しい動物を保護する目的でのび太がドラえもんから借りた『国際保護動物スプレー』。
はじめのうちは動物に使っていましたが、よく考えるとのび太自身もこの世に一人しかいない貴重な存在であることに自ら気づきます。
ドラえもん27巻「のび太は世界にただ一匹」P127:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
スプレーを自分にふりかけてみんなから保護してもらうことに成功したのび太ですが、珍しいものみたさで集まる野次馬に苦労するシーンも。
スプレーの効果を取り消す道具がないため、のび太は今後みんなから注目されながら生きていくことになってしまったのでした。
ドラえもん27巻「のび太は世界にただ一匹」P131:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
安全が確保されます
『国際保護動物スプレー』を浴びると外敵に襲われなくなるだけでなく、周囲から手助けが入るようになります。
本当に絶滅しそうな生き物にこれを使えば安全に長生きできることでしょう。
むやみに使うと危険なスプレー
動物保護の目的というときこえがいいものの、のび太のように誤った使い方をする人がいることも想定しておかなければいけません。
さらに悪いことに、スプレーの効果を取り消す手段がないのです。
これは開発段階で想定でき得る問題ですし、『国際保護動物スプレー』を世に出すと同時に取り消しスプレーも準備しておくべきでした。
ドラえもん27巻「のび太は世界にただ一匹」P130:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
のび太は今後周囲の目を気にしながら生きる必要があり、それが逆にストレスとなって病気になるかもしれません。
もし世界中にスプレーがばらまかれたら?
もし『国際保護動物スプレー』が全世界に流出してあらゆる動物にスプレーがかかってしまうとどうなるか?
お互いがお互いを大切にし、過度な心配をし、争いがこの世の中から無くなることでしょう。
もし病気にでもかかれば最大限の看護・看病をし、絶対にしなないよう配慮してくれるはずです。
しかし学歴競争や会社同士の競争もなくなる可能性があり、経済発展はそれ以上望めなくなるかもしれません。
大切にするあまり競争力がゼロになると、それはそれで大変な社会が待っていることでしょう。