空間に物体を貼り付けることができる『空間接着剤』。
コミックでは星(エネルギーのかたまり)を空気に固定するために使われました。
自作の天の川を披露
本当にきれいな星空を見たい!
のび太の想いを叶えるべくドラえもんは『星とりあみとハンマー』『空間接着剤』を取り出します。
エネルギーを具現化してつかまえ、それを空間に貼り付けることで東京の空に天の川を作ろうという計画です。
ドラえもん38巻「夜空がギンギラギン」P8:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
予想していた以上にきれいな天の川に大満足ののび太たちでしたが、ジャイアンとスネ夫が星を落としてしまい、エネルギーのかたまりとなって彼らにダメージを与えたのでした。
何もない空間に貼り付けるという意味不明さ
『空間接着剤』をつかうと物を空中に固定することができます。
つまり目に見えない空気成分と接着剤が結びついてその場に固定すると考えられますが、ぶっとんだ発想です。
実はかなり高度なひみつ道具?
ここで疑問になるのは、接着剤が空間で貼り付くなら、物に接着剤を付けた瞬間にその場で固定されてしまうのではないか?ということ。
でもコミックでは任意の場所に任意のタイミングで星が張り付いていることがわかります。
ドラえもん38巻「夜空がギンギラギン」P12:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
これはおそらく『空間接着剤』には『四次元ポケット』のように使用者の思考を読み取って空間に貼り付けたいタイミングとそうでないタイミングを判断しているものと思われます。
のび太がこの位置で星を固定したいという考えを感知して接着剤が効果を発揮するという、一見すると普通の接着剤にしか見えないものの、高度な技術が用いらていると考えると辻褄があいますね。
このひみつ道具はこの巻で読めます