空気中に文字や絵を描くことができる『空気クレヨン』。
ドラえもんは昔これでよく遊んでいたようです。
空気クレヨンとドラえもん
勉強の集中力が続かないのび太のためドラえもんはポケットから『夢中機』を探すのですが、いっこうに見つかりません。
偶然みつけたのは『空気クレヨン』。昔よく遊んだ懐かしい記憶を思い出し、すっかりクレヨンに夢中になってしまったドラえもん。
ドラえもんプラス2巻「夢中機を探せ」P121:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
その間、のび太は部屋に放置されっぱなしになってしまったのでした。
空中にかける不思議なクレヨン
『空気クレヨン』は空中に文字や絵を描くことができるクレヨンです。
描いたものは風に乗って飛んでいくなど、今でいう3Dプリンターで立体的にものを作るイメージだとわかりやすいですね。
ペンの移動の不思議
ボタンなどを押している間だけ空中に絵が書けるというのが普通ですが、『空気クレヨン』にはそれらしきものが見当たりません。
おそらく使用者の念波(意思)を読み取り、書きたい時だけ書ける特別仕様なのでしょう。
ドラえもんの世界では『どこでもドア』や『四次元ポケット』、さらに『タケコプター』のように念波を感じて反応するひみつ道具がたくさんあるため、『空気クレヨン』の構造にも不思議はありません。
※タケコプターには念波やボタンで作動する様々なタイプが存在しています
新しいアートの時代
『空気クレヨン』で立体的な作品が手軽に生み出せるようになると新しいアート作品が次々と登場するでしょう。
今までは紙に平面的な作品だけだったものが360度全方面から見られるものに進化するわけです。
新しい技法や考え方のおかげで文化の促進にも繋がるかもしれませんね。
このひみつ道具はこの巻で読めます