はるか遠い宇宙から宇宙人を呼び寄せるひみつ道具『未知とのそうぐう機』です。
未来の世界でも開発されたばかりという最新の機械をのび太が使い、危うく地球滅亡の危機を招くことに・・・。
地球を救え、野比のび太!
のび太の部屋にポツンと置かれていた見慣れないひみつ道具。
それは未来で開発されたばかりの最新の機械で、宇宙人を地球に呼び寄せる効果があります。
のび太がデタラメに機械をいじっているとUFOの影がだんだん大きくなり、のび太の部屋に飛び込んで来ました。
ドラえもん17巻「未知とのそうぐう機」P140:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
呼び寄せた宇宙人は、宇宙の中でもトップクラスの軍事力を誇るハルカ星のハルバルさん。
まさか面白半分で呼び寄せたとは口が裂けても言えないのび太とドラえもんは、ハルバルに機嫌よく帰ってもらおうと精一杯のおもてなしをします。
ママの勘違いによってカンカンに怒ってしまい、あわや宇宙戦争一歩手前のところでハルバルさんを引き止めたのは1つのビー玉でした。
ドラえもん17巻「未知とのそうぐう機」P145:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ハルカ星ではダイヤ以上に貴重なガラスを大量にプレゼントし、すっかりご満悦の様子で星に帰るハルバルを見て、ほっと一安心するのび太とドラえもんなのでした。
ドラえもん17巻「未知とのそうぐう機」P145:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
のび太の好奇心が仇となる
のび太は基本的に好奇心旺盛な少年ですが、彼の行動力はたまに災難を引き寄せることがあります。
今回もビー玉の偶然があったおかげで地球滅亡を食い止めることができましたが、のび太の軽率な行動で世界が滅ぶ可能性もあったわけです。
何にでも興味を示すのはいいですが、少しは慎重さが必要ですね。
実は主犯はママ?
のび太とドラえもんに接待を受け、ハルカ星のハルバルは機嫌がよくなっていました。
そこに登場したのび太のママがハルバルをアザラシと勘違いし、追っ払うためにホウキでバシバシひっぱたきます。
ドラえもん17巻「未知とのそうぐう機」P144:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
これがきっかけとなって地球滅亡の危機に陥ったわけです。
遊び半分でハルバルさんを呼び寄せたのび太も悪いのですが、いきなりホウキでぶん殴るママもどうかしてます。
もし本当にのび太がアザラシを拾ってきたとしても、ホウキで追っ払うというのは動物愛護精神に欠ける行動ですね。
見慣れない機械には要注意
もしみなさんの部屋に見慣れない機械が置かれていても、むやみに使ってはいけません。
ひょっとすると最悪の場合、地球滅亡につながるきっかけを引き起こすかもしれませんので・・・。