『水をくっつける鍋』を使うと、川や海の水が鍋がくっつき、好きな場所に移動させることができます。
川とのび太の家の連絡通路
川で魚釣りをしていたドラえもんとのび太。
そろそろ時間が遅いので家に帰るようママが迎えに来ました。
釣ったばかりの魚をジャイアンとスネ夫のいじわるのせいで川に逃されてしまったばかりのタイミングだったので、『水をくっつける鍋』で川の水を家まで引っ張ることにします。
藤子F不二雄大全集ドラえもん18巻「ふしぎな道具で魚つり」P25:小学館
魚を釣り上げることはできなかったものの、水を伝って魚が自宅の池にどんどん入ってくるのでした。
水をひっぱります
『水をくっつける鍋』は水をくっつけて引っ張ることができる不思議な鍋のこと。
川や海の水源でこの鍋を使うと、まるで粘土細工のように水がにゅ〜っと細く長く鍋に張り付き、好きな場所まで移動させることができます。
魚の通り道
『水をくっつける鍋』で引っ張り寄せた水は、目的の場所に着水させたあともずっと水路がつながったまま残ります。
いわば水の道路が出来上がったようなもので、水の中の生き物はその水の道路を泳いで移動してくることもあります。
生き物に限らず、単に水をA地点からB地点に移動させる目的でも使えるため、水源の確保としても利用できるでしょう。
ちなみに、大全集2巻で登場した『水のとおりみちになるリング』を連結させても水を移動させることができると思われます。
関連ひみつ道具
なぜ鍋なのか不明
鍋に水をくっつけるという発想が最後まで理解できないひみつ道具です。
前述のリングやポンプのような形状であればなんとなくイメージがつきますが、初期のドラえもんにはこういう類の道具が多く登場するのも特徴ですね。
このひみつ道具はこの巻で読めます