周囲の水を一切よせつけなくなる『水よけロープ』です。
海に入らず海底散歩を楽しみたいというのび太のめちゃくちゃな願望を叶えるための道具です。
仲間はずれののび太
スネ夫から仲間はずれにさえ、四丈半島の別荘に行くことができなかったのび太。
悲しみに打ちひしがれているのび太は「海に入ることなく海底散歩したい」と無理難題をドラえもんに突きつけます。
ドラえもん19巻「海に入らず海底を散歩する方法」P23:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
しかし、さすがそこはドラえもん、のび太の無茶ぶりには慣れています。
『水よけロープ』を使い、周囲の海水を避けながら海底散歩を楽しもうというのです。
ドラえもん19巻「海に入らず海底を散歩する方法」P25:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
四丈半島の別荘に到着したドラえもんとのび太が『水よけロープ』で海を満喫していると、ボートに乗ったスネ夫たちが海底に落下。
最後は恥ずかしながら紙のボートに乗せられていたのでした。
ドラえもん19巻「海に入らず海底を散歩する方法」P29:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
海底調査にぴったり
水を寄せ付けない『水よけロープ』。
海底を調べたり、水の中で工事をする時などかなり便利につかえそうです。
水に沈めたパイプなどの設備を修理・点検するには、周辺の水を一度すべて抜く必要があります。
『水よけロープ』を使えばその手間が省けるので、これが実現するとかなり普及するでしょう。
壊れてないかチェックが必須
『水よけロープ』は壊れやすいのか、ドラえもんも久しぶりに使う前にはちゃんと点検しています。
ドラえもん19巻「海に入らず海底を散歩する方法」P25:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
壊れていると水を弾くことはできないため、全く意味がありません。
しばらく使ってない時は事前に確認が必要です。
傘代わりにもピッタリ
『水よけロープ』を体に巻けば傘の代わりに使うこともできます。
雨水が体を避けるので、どんなに大雨でもへっちゃら。
両手も空くので、実は海底散歩などよりも傘として使うほうが優秀なのかもしれません。