糸で結んだ2人の距離は、じわじわと近づいていくのです。
のび太としずかちゃんがケンカ?
つまらないことでケンカしてしまったのび太としずかちゃん。
反省しているのび太はなんとか仲直りしようとドラえもんから『むすびの糸』を借ります。
ドラえもん31巻「むすびの糸」P122:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
この糸で結ばれた2人はだんだん距離が近くなる効果があるため、そのタイミングで謝ろうというのです。
のび太の思惑とは違い、ジャイアンやスネ夫に引き寄せられてしまうことになりますが、結果的にしずかちゃんに介抱され、上手に仲直りできたのでした。
糸を結ぶのはハードルが高い?
のび太も感じていたように、両者に糸を結ぶのはなかなか困難なことかもしれません。
特にケンカしている相手に結ぶのは相当苦労することになり、いかにしずかちゃんに糸を結ぶかが今回最大のミッションになりました。
使う相手に注意したい
糸を結んだ場合、力の強い片方にもう片方が引っ張られてしまうことがあります。
ドラえもん31巻「むすびの糸」P126:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
綱引きの要領だと考えるとわかりやすいですね。
素直に糸の効果に従って引き寄せられたら簡単なのですが、それに抗う動きをすると見の危険につながる可能性があります。
糸を結ぶ時にものび太のように投げ縄みたいに使うのではなく、しっかり自らの手で結んだことまで確認できるのが理想的ですね。
ドラえもん31巻「むすびの糸」P124:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
むすびの糸が役立つシーン
果たして『むすびの糸』はどんな時に役立つでしょうか?
まず、のび太のように誰かに謝罪する時は強制的に距離が縮まるので便利そうです。
両者がくっついて10分経過すると糸は消滅するため、それを利用すると小さい子どもが遠くに行ってしまわないよう目の届く範囲に置いておく目的にも使えそうです。
あとは切れない糸という点に着目すれば、車などにむすびの糸を巻きつけて自分は自転車に乗るなどしておけば、自動的に引っ張ってくれる省エネ移動が可能かもしれません。