寝ている人間を思い通りに動かすことができるひみつ道具『ムユウボウ』を紹介します。

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寝ていてもお構いなし!

人間は眠っている間はほとんど動きません。

ましてや、他人の命令を聞いて体が動き出すなんてこともありません。

もしそんな寝てる人達を自由に操って動かす道具があったとしたら、どんなことが起こるのでしょうか?

それを実現してくれるのが『ムユウボウ』なのです。

寝ている時間の有効活用

のび太が「夜眠らなければ、寝ている分の時間を自由に使える」という、ドラえもんにすら「そのりくつはおかしい」といわれてしまうほど思い付きをします。

人は1日の3分の1を睡眠に使っているため、仮に寝なくても大丈夫ということになれば、時間の有効活用ができるわけです。

子どもながらこの事実に気付くのび太は、実はかなりの大物なのかもしれません。

眠くならないくすり」を飲み、張り切って夜中を有意義に過ごそうとしましたが、案の定ヒマを持て余す結果となり、眠っているドラえもんを叩き起こして出してもらった道具、それがムユウボウです。

マイクの形状をした道具

パッと見ると杖のような見た目をしていますが、先端がマイクになっています。

ここを通して眠っている誰かの名前を呼ぶことで、その人を眠ったままの状態であやつることが出来るようになっています。

基本的にみんな寝ぼけている

あやつることが出来るといっても、やっぱり眠っている人なので、こちらの言う事がちゃんと伝わらず、どことなくズレた行動をすることがあります。

例えば夜中にお腹を空かせたのび太君が眠っているママに夜食を作ってもらおうと、ムユウボウでラーメンを作るよう頼みます。

ラーメンを作って持ってくるところまではいいのですが、何故かそのラーメンをママが自分で食べてしまうという行動を取ってしまいます。

ムユウボウで起きたママがラーメンを食べる

寝ている人間に罪はない

ドラえもん6巻「夜の世界の王さまだ!」P10:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

また、操れる人間の数には制限がありません。

眠った人間を大勢集めて野球をする事も可能です。

あやつられた人は基本的に言う事を聞きますが、のび太が近所の窓ガラスを割ってしまった際には、全員がのび太を見捨てて逃げるシーンがあります。

のび太を見捨てて逃げる友達

寝ていても危機感は感じるようだ

ドラえもん6巻「夜の世界の王さまだ!」P14:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

催眠状態ではあるものの、従順にいう事を必ず聞いてくれるわけでもないのですね。

ちなみに、あやつられている側は無意識で動いていますが、あやつられてる間の事はおぼろげに覚えているようです。

目覚めると「変な夢を見ていた」と一連の行動を夢として認識するようです。

野球をした夢を見る友達

体は寝ていても脳は覚えている

ドラえもん6巻「夜の世界の王さまだ!」P17:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

便利なようで便利じゃない

のび太の身勝手な思い付きで周囲の人間が振り回される・・・と書くと迷惑極まりない道具に聞こえます。

しかし実際には、眠ったままの人たちにのび太が振り回されている方が多った感じのするムユウボウでした。

人を操る道具としての性能もあまり良いとは思われなかったようで、このストーリー以降の登場はありません。

似たひみつ道具がいくつかあります

似たような効果のある道具として挙げられるのは2巻で登場した『ゆめふうりん』があります。

眠っている人に風鈴の音を聞かせることであやつる事の出来る道具ですが、あやつれる人間の年齢層をダイヤルで調節できるなどの便利機能があったり、何よりあやつられている人達がムユウボウの時よりも圧倒的に従順です。

この便利さが良かったのか、ゆめふうりんは後に何度も別の話で使われており、大長編「のび太と竜の騎士」でも使われたりするなど、眠っている人間を操る道具の代表的なポジションを獲得しています。

また「眠っている人間を操れる」というコンセプトの道具では、9巻に出てくる『人間あやつり機』がありますが、こちらはすぐ壊れる上に、加減の調整も難しいようなので、ムユウボウ以上に性能が悪い感じになっています。

疲労度はどうなるのか?

操られる人はあくまでも眠った状態なので、命令によって活動しながらも、疲労はちゃんと回復していることが考えられます。

人は睡眠中に体の疲れを癒やしたり、記憶の定着を図っていると言われています。

つまり、労働力の観点から見ると、睡眠を撮りながら労働力を得られ、かつ翌日に疲れも持ち越さない(推測)ということになり、生産性が格段にアップすることが予想されます。

基本的に寝ぼけた状態なので、任せる作業は頭を使わない単純作業がメインになるでしょうが、もしムユウボウが発明されたら画期的な労働革命が起こりそうです。

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