生き物の形をした人形に『人形自動化音波』をあびせると本物そっくりに意思を持って動き出します。
しずかちゃんの人形を探せ
お気に入りだった人形が行方不明になって心配するしずかちゃん。
のび太がドラえもんに相談して『人形自動化音波』を借り、残った人形に音波を当てて手がかりを探ろうとします。
ドラえもん43巻「ジャックとベティとジャニー」P185:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ところが動き出した人形は一目散に逃げ出してしまい、必死に探し回った挙げ句、なくなってしまった人形の元にたどり着きます。
最後は人形同士の三角関係にもつれ込むややこしい話なのでした。
ドラえもん43巻「ジャックとベティとジャニー」P190:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
本物そっくりに動き出します
『人形自動化音波』を使うと生き物の形をしたものなら何でも本物そっくりになり、一時的に動き出します。
しずかちゃんの人形は人間そっくりになって動き、ドラえもんのたいやきは本物の魚のように動き出すのです。
ちなみにドラえもんは家で『たいやき釣り竿』を使ってたいやき釣りをしていました。
意思をもった生物の誕生
生き物そっくりの動きをするため、一時的とはいえ自らの意思をもった存在として人形やたいやきは動きます。
ドラえもんのひみつ道具に『ロボッター』がありますが、基本的にこれは人間が命令することで動く仕掛けです(最後は本や机が意思を持ってのび太に反乱を起こしましたが)。
その点で『人形自動化音波』は一歩進んだ道具といえるでしょう。
普段の態度が重要
いつも乱暴にあつかわれている人形に『人形自動化音波』を浴びせると、ひょっとすると日頃の恨みをはらすため襲いかかってくるかもしれません。
逆に、丁寧に大切に遊んでいる人形であれば本当の友達のように接してくれることでしょう。
普段から人形に対してどんな態度で接しているかが大切なのです。