壁に照らすと穴があき、そこを通ると建物の外につながるぬけ穴として使える『ぬけ穴ライト』を紹介します。
これさえあればわざわざ穴を掘る必要もないし、絶対に見つかることもないので安心・安全です。
のび太の秘密基地、失敗!
設計紙と地下工事マシンを駆使し、自宅の地下に秘密基地を作ったドラえもんとのび太。
基地の中からジャイアンとスネ夫を攻撃したり、しずかちゃんを助けたり、やっていることはまるで正義の味方です。
基地から外に出ようとドアをあけたのび太は、目の前が土の壁で埋まり、外に出られないことに気付きます。
ドラえもん2巻「設計紙で秘密基地を!」P13:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
そこでドラえもんが取り出したのが『ぬけ穴ライト』。
この灯りを照らすと壁に穴があき、建物の外に通じるぬけ穴として使うことができるのです。
用事を済ませて穴を戻ると自動的に穴が閉じるというセキュリティ性の高さも驚きです!
ドラえもん2巻「設計紙で秘密基地を!」P14:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
これで完璧だ!と思っていたのび太でしたが、なんとぬけ穴から出たところをママに見つかってしまい、地下基地を乗っ取られてしまったのです。
ミサイルをおどしに使われたのび太は、仕方なく勉強机に向かうしかなくなってしまったのでした。
利便性、高し
灯りを照らすだけでぬけ穴が完成するというお手軽さは、さすが未来のひみつ道具といえるでしょう。
余計な工事の手間がなくなるだけでなく、絶対に見つかることがないという安全性の高さも嬉しいですね。
もしこれが開発されたら、犯罪目的や軍事目的で使われたりしないか心配ですね。
出口を指定できないデメリット
難点をあげるとすれば、ぬけ穴の出口がランダムになってしまうことでしょう。
思いもよらない場所に出口ができてしまうと混乱してしまいますよね。
のび太の大失敗
地下につくった秘密基地は絶対に誰にも見つからない施設になるはずでした。
ところがのび太がぬけ穴の出口を開けっ放しにしてしまったことにより、ママがそれを見つけてしまったのです。
ドラえもん2巻「設計紙で秘密基地を!」P17:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
のび太は自分自身のうっかりで地下基地を手放すハメになってしまったのです。
どれだけ性能のいい機械があっても結局それを使うのは人間なのです。
勘違いやうっかりで全てを棒に振ってしまうこともあるんだと、のび太にとってもいい教訓になったことでしょう。