誰かを華やかにお祝いしたい時につかう傘、それが『おいわいのときに使うかさ』です。
サプライズで驚かすためにも有効的なひみつ道具ですね。
パパをサプライズでお祝い!
パパに傘を届けるのび太。
帰りが遅いので心配したドラえもんはのび太とパパと合流し、未来の傘を次々と取り出します。
『おいわいのときに使うかさ』もその1本で、その名の通りお祝いごとの時に使うと華やかで喜ばれるであろう傘なのです。
ドラえもん19巻「おかしなおかしなかさ」P96:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
派手な見た目に派手な演出、効果音までついた『おいわいのときに使うかさ』。
「こんな傘をさして歩けないよ」というパパの言葉通り、日本人が使うにはちょっとオーバーかもしれませんね。
本当に未来人がこの傘を使って誰かをお祝いすることがあるかは不明ですが、おめでたい傘ですね。
ドラえもん19巻「おかしなおかしなかさ」P96:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
使い所が難しい傘
『おいわいのときに使うかさ』は、その名の通りお祝いごとがあった時にピッタリの傘です。
もちろん雨を避けるための基本機能は備わっているので、傘として使えないことはありません。
ただし、のび太のパパが言っていたようにこの傘をさして歩くのはちょっと無理があるかもしれません。
視界が遮られ、紙テープがジャラジャラと邪魔になるでしょうし、そのぶん傘が重たくなっているかもしれませんね。
本当にお祝いで使えるか?
目的が他人をお祝いすることですが、果たして本当にお祝いの席でこの傘は使えるのでしょうか?
この傘はさした本人をお祝いするためのひみつ道具です。
そのため、お祝いされる本人が開いて初めて効果がある傘なのですが、そんな人に対して「ちょっとこの傘ひらいてみて」とはなかなか言いづらいものがあるのではないでしょうか?
開く本人も、「なんでここで傘をさすんだろう?」と疑問に感じるでしょうし、現実的に考え得てお祝いの場で使うというのは無理のある設定な気がします。
現代でも再現可能
『おいわいのときに使うかさ』を作るのに特別な技術は必要ありません。
傘の中に紙テープと紙吹雪を隠しておき、傘を開いた時に音楽が鳴る仕組みを作っておけば、現代の科学でも十分再現可能です。
作ったところでそれを購入する人がいるかどうかは別問題ですが・・・。