立派なマイクに見えて実は全く音が出ない『音消しマイク』の紹介です。
ジャイアンの歌は凶器
自分の歌は素晴らしい!と思い込んだジャイアンは、友達を集めて独唱会を開くようです。
のび太を含めた子どもたちは凶器ともいえるジャイアンの歌に耐えていたところ、ドラえもんが『音消しマイク』でその場を救ったのです。
藤子F不二雄大全集ドラえもん1巻「ドラえもんの歌」P581:小学館
ところが虫がドラえもんのコンピューターに侵入したことで頭脳が狂ってしまい、今度はドラえもんがオンチな歌を披露するようになってしまったのです。
音の出ないマイク
『音消しマイク』はその名の通りマイクを通る音をすべて消音してくれる不思議なマイクのこと。
歌っている本人は気持ちよく大声を出しているつもりですが、実は周りには一切音が伝わっていないのです。
ジャイアン対策に有効
ジャイアンリサイタルではいつも『音消しマイク』を使うとよさそうですね。
ジャイアンもハッピー、聴いている観客もハッピー、いい事尽くしとはまさにこのことです。
MCの時は注意
もし歌の合間でジャイアンによるMCが入る場合は要注意です。
なにしろジャイアンの声が『音消しマイク』のせいで全く聞こえないのですから、観客はジャイアンが話している内容を推測して適当に合わせるしかありません。
反応がないとジャイアンが不審に感じ、マイクの正体がバレてしまう恐れがあります。
こんなマイクもあります
マイク関連でいくと『アベコベマイク』という、小さな音ほど大きく、大きな音ほど小さく聞こえるマイクがあります。
関連ひみつ道具
実はこれもジャイアンのコンサート対策で登場したひみつ道具。
あの手この手でジャイアンの歌を封じ込めようとする涙ぐましい努力が見られますね。
このひみつ道具はこの巻で読めます