街中に散らばった重要書類を回収するために使われる『ペーパーレーダー』。
あらゆる紙に反応するので使い方が難しいひみつ道具です。
スネ夫の100点を追え!
テストで久しぶりに100点を取ったスネ夫はジャイアンとのび太に自慢したくてたまりません。
あたかもひどい点数(0点)を取ったかのように2人にわざと聞こえるようにけしかけ、裏山のどこかに答案を埋めたまではよかったものの、ジャイアンとのび太は隠し場所を見失ってしまいます。
ドラえもん28巻「大ピンチ!スネ夫の答案」P106:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
そこで『ペーパーレーダー』を使って答案用紙の場所を突き止めようとします。
ところが裏山には紙くずが多く、『ペーパーレーダー』がうまく反応せず、結局スネ夫の答案を見つける手段がなくなってしまったのでした。
ドラえもん28巻「大ピンチ!スネ夫の答案」P108:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
コンセプトはいいが欠点だらけ
紙に反応して場所を探す珍しい機械ですが、ありとあらゆる紙に反応してしまう欠点があります。
立派なダイヤルがついているのである程度絞込めるといいのですが、コミックではそのような特別な機能は紹介されていません。
紙は生活の至るところに存在しているので、そもそもの目的である重要書類を効率的に見つけることすら難しいのでは?と思ってしまいますね。
あまり使い道はない
現代の世界でも紙に反応して居場所を示す機械はないと思いますが、もし開発されたとしてもなかなか使い所が難しいと思われます。
やはり紙の種類をある程度絞らないかぎり、常にレーダーが反応しているようでは目的のものが見つからないのです。
ドラえもんの世界であれば『とりよせバッグ』を使えば対象物もすぐに見つかるでしょうし、あえて『ペーパーレーダー』を使う場面もないように思えますね。
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このひみつ道具はこの巻で読めます