お手軽に背中に背負えるけれども本格的な『パラシュート』を紹介します。
地上三十階から落下する泥棒を助けろ
『高層マンション化エレベーター』をつかって自宅を三十階の高さまで上昇させて楽しむドラえもんとのび太。
玄関だけは地上とつながっているので出入りが自由なのですが、鍵を閉め忘れたことで泥棒が入ってしまったのです!
追われた泥棒がのび太の部屋の窓から飛び降りますが、そこはなんと地上三十階!
ドラえもんは泥棒に『パラシュート』を背負わせ、泥棒は一命を取り留めることができたのでした。
ドラえもん41巻「野比家は三十階」P90:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
小さくても効果は本物
小さなリュックサックほどの小柄な『パラシュート』ですが、大人一人をらくらく支えるほどしっかりした効果があります。
かなり器用なドラえもん
とつぜん落下して驚いた泥棒は空中でもバタバタしていたことでしょう。
そんな泥棒に空中で『パラシュート』を背負わせるとは、ドラえもんもかなり器用なことがわかります。
のび太の家は地上三十階、高さにして約150mです。
泥棒が窓から落下して地上にたどり着くまで約5.5秒。
たった5.5秒の間にドラえもんは暴れ狂う泥棒に『パラシュート』を装着させ、命を助けたのです。
とっさの判断と行動はあっぱれですね。
未来の技術が集まったひみつ道具
『パラシュート』の面積はかなり小さいのですが、大人をしっかり支えています。
コミック30巻『お子さまハンググライダー』でのドラえもんの解説によると、未来の世界では発達した航空力学によって最小の翼面積で最大の浮力を得ることが可能になっているようで、今回の『パラシュート』もそれを応用したひみつ道具であることが想像できますね。
ドラえもん30巻「お子さまハンググライダー」P142:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
のび太にはちんぷんかんぷんな様子です。
このひみつ道具はこの巻で読めます