イルカに取り付けるとボートや潜水艦のような役割を果たす『ペタリ甲板』を紹介します。
新しい乗り物登場
スネ夫のヨット自慢を聞いたのび太はヨットに乗りたくて仕方ありません。
ドラえもんは『イルカを探す機械』でイルカを見つけ、『ペタリ甲板』を取り付けます。
ドラえもんプラス6巻「ペタリ甲板」P57:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
斬新な乗り物を楽しんでいたドラえもんとのび太ですが、実はこのイルカが群れからはぐれた迷子であることを突き止めます。
空からイルカの群れを見つけ、無事に仲間のもとへ返すことに成功したのでした。
イルカを乗り物にします
『ペタリ甲板』はイルカの背中にペタリとくっつくボート型のひみつ道具です。
取り付けた状態で人が近づくと体が縮小してボートに乗り込み、イルカの行くまま海の探検を楽しむことができます。
甲板でのんびり海の旅を楽しむこともできますが、イルカは海に潜りますので、基本的には室内で過ごしたほうが安全です。
ドラえもんプラス6巻「ペタリ甲板」P59:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
エサで進路を誘導
イルカの進路を決めるにはエサで誘導します。
進みたい方向にエサを出現させ、イルカを海中で意のままに操ることができます。
エサは海水の成分を合成した特別なものを使っています。
イルカの意思を尊重する
イルカ虐待のようにも思えるひみつ道具ですが、もしイルカが不快な気持ちを感じると『ペタリ甲板』は機能しない仕組みになっています。
また、デッキからはイルカが何を考えているのか思考を覗き見ることも可能で、イルカに配慮した設計になっています。
安全性も(おそらく)確保されている
イルカは深くて100mほど潜水すると言われていて、『ペタリ甲板』に入った人も同様に水圧の影響を受けるはずです。
おそらく未来の技術により『ペタリ甲板』内部の気圧は一定に保たれ、内部の安全も確保されているものと推測されます。
『ペタリ甲板』がイルカのみを対象としているか定かではありませんが、仮にクジラに取り付けようものなら彼らは深海3,000mまで潜ることもあるため、水圧の影響はイルカの比ではありませんよね。