中身を透視することができる『レントゲンスコープ』を紹介します。
別の国からやってきたロボット
超空間の乱れによってロボットの国から地球にやってきてしまったロボットのポコ。
みたところひどい怪我をしていて、ドラえもんが修理のために『レントゲンスコープ』でポコを調べるのですが、地球では直せない部品ばかりだと気付きます。
大長編のび太とロボット王国P29:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ポコを修理するため『タイムマシン』に乗るドラえもんたちですが、時空間が乱れてしまい、全くの別世界に飲み込まれてしまったのです。
内部構造を透視します
『レントゲンスコープ』は物の内部を知るためのひみつ道具です。
このスコープを通して中身を見ると細かい内部構造が浮かび上がるので、中身が手にとるようにわかるのです。
機械の修理などをする事前作業として、どこの何の部品が故障しているのかあらかじめ知ることができますね。
ドラえもんの矛盾
ドラえもんは、ポコを構成する部品が地球のものでないことを理由に、ポコが製造された国に連れて行かないと直せないといいます。
大長編のび太とロボット王国P29:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
でも実は、『タイムふろしき』さえ使えば一瞬で故障が直っていたはずです。
関連ひみつ道具
未知の部品は直せないのでは?という疑問も残りますが、実は大長編のび太の宇宙開拓史では、無茶なワープのせいでロップルくんの宇宙船の次元シャフトがねじれてしまい、それを『タイムふろしき』で直すシーンがあるのです。
その気になればこの場でポコを一瞬で直せるはずのところ、わざわざ危険を犯してまで未知の国に行こうとするのは一体なぜなのか?
同じロボットとしていてもたってもいられない気持ちでもあったのでしょうか?
このひみつ道具はこの巻で読めます