一度に六面からの写真が撮れる便利な『六面カメラ』。
横からの写真はともかく、上と下からの写真はどうやって撮影しているのでしょうか?
のび太、人生が終わる大ピンチ?
ジャイアンとスネ夫にいたずらで隠されてしまった手紙を見つけるため、ドラえもんは『六面カメラ』で空き地の怪しい場所を撮影します。
手紙は木の上で無事見つかったのですが、調子に乗ったのび太は六面カメラを使って近所のビルに入った泥棒を探し出そうとします。
ドラえもん24巻「六面カメラ」P138:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
顔写真を手がかりに犯人探しをしていると偶然本人に遭遇。
犯人に捕まってしまったのび太は危うく命を奪われる直前でしたが、間一髪助かったのでした。
ドラえもん24巻「六面カメラ」P143:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
便利な六面カメラ
一度に六面(前後左右、上下)からの写真を撮影することができます。
空を飛んでいる飛行機でさえハッキリと六面が写っているので、撮影の性能は大したものだと推測できます。
写真撮影では光の位置を考えますが、『六面カメラ』の場合は光の入り具合はさほど関係ないようで、どの面から見てもハッキリくっきり写るのが特徴ですね。
理屈は不明だが、夢が広がるカメラ
上下からどうやって撮影しているか疑問は残りますが、これが実現するとカメラの常識を覆す発明になりますね。
技術が応用されればあらゆる角度から全ての物が見える人工の目なんかも開発されそうです。
被写体に集中します
普通にカメラで撮影すると対象物の背景も一緒に写りこみますが、『六面カメラ』は純粋に被写体のみにフォーカスします。
背景が自動的に削除され、中心となる人や物を六面から撮影するのです。
特にアピールしたいものを撮影し、余計な情報を出さないで被写体に集中して見て欲しい場合にも『六面カメラ』は役立ちそうですね。
このひみつ道具はこの巻で読めます