海の生き物をゲートからゲートにワープさせる『サカナコイコイゲートとサカナキタキタゲート』というひみつ道具の紹介です。
恐ろしいサメ登場!
スネ夫の沖釣りの話を聞いていたのび太。
その様子を隣で見ていたドラえもんは早々に『サカナコイコイゲートとサカナキタキタゲート』を仕掛けます。
空き地が大海原と化し、ドカンに腰掛けながら魚釣りが楽しめる場所が完成したのです。
ドラえもん30巻「空き地のジョーズ」P24:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ところが大きなサメまで空き地に侵入してきたからさぁ大変!
必死で海に追い返そうとするドラえもんとのび太の努力は実るのでしょうか?
ドラえもん30巻「空き地のジョーズ」P26:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
簡易的な海が完成
ゲートを通った魚は地面の下を泳ぎます。
たくさん魚が来るほどにぎやかな地面に早変わりするので、あっという間に海がもうひとつ存在することになりますね。
魚にとっては苦しい環境
『サカナコイコイゲート』を通った魚にとって、移動先の環境は必ずしも良い場所とは言えません。
ゲートを通らない限りエサとなる小魚やプランクトンが移動先には存在しないので、いつまで生きられるか不透明なのです。
空き地にあらわれたサメも最初こそ元気に泳いでいますが、時間がたつほど生きづらい場所だと気付くでしょう。
うかつに使うと危険
ドラえもんたちのように危険生物(サメや凶暴な水生生物)が一旦解き放たれてしまうと、捕まえるのは非常に困難を伴います。
いってみれば土地全体が海になるわけなので、大海原から魚1匹を見つけることと同等な難しさがあります。
ストーリーでは運良くサメを見つけ出すことができたのでよかったものの、あのままではいつか必ずサメに襲われる人がいてもおかしくない状況でした。
ドラえもん30巻「空き地のジョーズ」P28:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
周囲に迷惑がかかる可能性が非常に高い『サカナコイコイゲートとサカナキタキタゲート』。
使う時は十分に注意しましょう。