『先取り約束機』を使うと先に結果だけが得られ、後からその原因を埋めることができるようになります。
食事、お風呂、戦闘、なんでもあり
敵の目から隠れて一夜を過ごすドラえもん達はお腹がすいてペコペコです。
ドラえもんは『先取り約束機』で先にお腹を満たし、後日2日分を食べることを約束したのです。
なんとも便利！ 大長編のび太の大魔境P148：小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
しずかちゃんはお風呂を先取りしてサッパリし、ダブランダーとの戦いにおいては未来の自分たちを呼び寄せるというなんでもありの展開となりました。
先に結果がほしい
『先取り約束機』は今すぐに結果が欲しい時に使うひみつ道具です。
ただし後から埋め合わせが必要です。
・今すぐお腹を満たしてほしい→満腹になるが後日2日分の食事が必要
・お風呂に入りたい→サッパリするが後日2回分の入浴が必要
・戦いの助けが欲しい→援軍が来るが後日自分たちが助けなければいけない
このように先に結果が欲しいけど、後からその約束を果たさなければいけないという具合です。
ペナルティは不明
もし後から約束を果たさなければどうなるのか？
ストーリーでは明確にそこに触れられておらず、想像するしかありません。
罰金を取られてしまうのか、機械が擬人化して襲いかかってくるのか、体が強制的に動かされて無理やり埋め合わせさせられるのか？
約束を果たせないと・・・？ 大長編のび太の大魔境P148：小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
使う人によっては先にいいとこ取りだけしてしまえ、となるかもしれませんね。
実現不可能な時はどうなるのか？
しずかちゃんは『先取り約束機』で未来の自分たちを呼び出し、ダブランダーたちを倒すことができました。
しかしこれ、『タイムマシン』があったからこそできるワザで、果たして『先取り約束機』はそこまで理解した上で動作しているのでしょうか？
今すぐ100億円欲しい！明日かならず宝くじで当てるから、という明らかに実現不可能なケースだと『先取り約束機』の反応が気になるところです。
全ては自己裁量に委ねられ、いきすぎた願望は身を滅ぼすという戒めのためのひみつ道具なのかもしれません。
