自然界に存在する精霊を呼び出す『精霊よびだしうでわ』。
使う時は慎重にならないと、うかつに精霊を呼び出すと後悔することになるかもしれません。
のび太と雪の精のものがたり
『精霊よびだしうでわ』は自然の力をつかさどる精霊を呼び出して協力してもらうことができます。
灯油がなくなり寒くなった家を温めるためには火の精がぴったり!
のび太はうっかり雪の精を呼び出してしまったのですが、楽しく雪遊びをしていました。
ドラえもん21巻「精霊よびだしうでわ」P186:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
遅くまで雪の中で遊んだことで風邪を引いてしまったのび太が寝ていると雪の精があらわれ、自らを犠牲にして熱を吸い取って消滅してしまいます。
楽しい時間を振り返りつつ、なんともいえない気持ちになったのび太なのでした。
ドラえもん21巻「精霊よびだしうでわ」P191:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
使いどころは慎重に
火、水、雪、風など自然エネルギーを操る精霊を呼び出すには、近くに火や水が存在していることが条件です。
一度呼び出した精霊は周囲のエネルギー源がなくなるまで存在し続けます。
のび太の場合、雪の精が大雪を降らせたことが原因で日本経済が混乱しかけましたが、自らを犠牲にして消滅したことで雪の被害もおさまりました。
うかつに使うと大変な目にあう『精霊よびだしうでわ』です。
精霊にも好かれるのび太の魅力
雪の精はのび太に好意を持っていました。
雪を心から楽しんで一緒に遊んでくれるのび太は雪の精にとって大切な存在になったようです。
ドラえもん21巻「精霊よびだしうでわ」P191:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
運動ができなくても勉強ができなくても、のび太が持つ優しい心と言動は精霊さえも魅了してしまうようです。
このひみつ道具はこの巻で読めます