全長10メートル、人が乗って操縦することができる巨大ロボ『タイタニックロボ』の登場です。
おもちゃとはいえ、山を破壊する恐ろしい力を秘めています。
スネ夫に勝て!タイタニックロボ!
スネ夫のいつものおもちゃ自慢にうんざりしたのび太はドラえもんにロボットをおねだりします。
『タイタニックロボ』は全長10メートルもある巨大ロボで、子どもが組み立てて遊ぶおもちゃです。
ドラえもん23巻「大あばれ、手作り巨大ロボ」P173:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
大きすぎるために田舎の山に組み立て場を移して作成するドラえもんとのび太。
完成をいそぐあまり組み立てを誤って操縦不能になるタイタニックロボですが、田舎の山を破壊して通学に時間がかかっていた子どもたちの役立つ仕事をすることでエネルギーを消費させるあらわざを使うのでした。
ドラえもん23巻「大あばれ、手作り巨大ロボ」P189:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
豪華すぎる未来のおもちゃ
未来の子どもたちのおもちゃはどうしてこうも豪華なのでしょうか。
誰でも簡単に組み立てることができるし、その割に出せるパワーは桁違いに強いという恐ろしいおもちゃです。
発達しすぎた科学技術によってもたらされるのは必ずしも平和だけではないということでしょうか。
単三電池がエネルギー源
『タイタニックロボ』は単三電池4本で動きます。
山のように大きなロボットを電池4本の小さなエネルギーで動かせるということは、ものすごいエネルギー効率の高いロボットといえるでしょう。
敵と戦ったり何かを破壊するなど激しい運動をすることによって持続時間は変動します。
エネルギー切れに備えて大量の単三電池を確保しておきましょう。
山の破壊は控えよう
田舎の子どもたちが通勤しやすいように『タイタニックロボ』は山を破壊して通学路を作ります。
ドラえもん23巻「大あばれ、手作り巨大ロボ」P189:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
もちろん現実の世界でこれをやってしまうと大問題ですが、コミックの中でドラえもんとのび太はこの後なにも責任を負わなかったのか心配ですね。
環境破壊を引き起こしただけでなく、必ずしも安全性が確保されたトンネルではないこと、さらに破壊した後の残骸の片付けやその付近で暮らす人たちへの騒音影響など、考えれば考えるほど2人の行為は多くの範囲に影響を与えている可能性が考えられます。
もちろんこれはマンガの中の話なので成立していますが、現実に『タイタニックロボ』が開発されたとしても決しておかしな行動は取らないよう気をつけましょうね。