泥棒をぶっ叩いて捕まえてしまおう!
『特大ドロボーたたき』を使えば恐ろしいドロボーも怖くない!
使われることがなかったドロボーたたき
ドラえもんとのび太は『新聞日づけ変更ポスト』で取り寄せた未来の新聞でご近所の家に空き巣が入ったことを知ります。
止せばいいのに、あろうことか2人は先に家で張り込んで泥棒を捕まえようとするのです。
泥棒に対峙するために用意したのは『特大ドロボーたたき』。
ドラえもん25巻「あしたの新聞」P176:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
大人の上半身ほどの巨大なドロボーたたきは未来の技術を使っていることもあってか、かなり頼もしそうに見えます。
しかし待てど暮らせど泥棒は現れず、他人の家で眠りこけてしまった2人なのでした。
未知の威力、特大ドロボーたたき
残念ながらストーリーで一度も使われることがなかった『特大ドロボーたたき』の威力は未知数です。
おそらく泥棒を気絶される程度の力はあるはずで、女性や子どもが使っても簡単に泥棒対峙ができる力は期待できるでしょう。
なぜ今頃『たたき』?
『たたき』といえばハエたたきが最も有名です。
ぶんぶん振り回してハエを叩く古来からの超アナログ手法ですね。
最近はスプレーや誘引剤が主流で、その理屈でいけば『特大ドロボーたたき』も未来のひみつ道具にも関わらずアナログを採用していることになります。
自動追尾でドロボーを追いかける機能でもついているのでしょうか?それとも手元のスイッチで電撃ビリビリなんて機能があるのでしょうか?
二十二世紀のマジックハンド、再び
逃げる人を捕まえる道具として、コミック1巻にわずかに登場した『二十二世紀のマジックハンド』が思い出されます。
これものび太を足止めする目的で使われた一発屋のひみつ道具ですが、『特大ドロボーたたき』もそれに似た雰囲気を感じます。
ひみつ道具の中にはどうやらお遊びで作られたとしか思えない物も混ざっているようですね。