透視めがね

家の中の住人に気付かれないようにして部屋の中を覗く。

一歩間違えば犯罪行為ですが、その時の事情によってはやむを得ない場合もあります。

今回はそんな時のためのひみつ道具『透視メガネ』の紹介です。

未来の結婚相手を確認しよう

のび太の結婚相手は本当にしずかちゃんか?

ふとした疑問を払拭すべく、ドラえもんとのび太は25年後の世界にいくことにします。

野比家があった場所が公衆トイレになっているトラブルに遭遇しつつ、新しい野比家の場所を突き止めた2人。

しかし、いざドアの前に立つと、ノックする勇気がありません。

そこで登場するのが『透視メガネ』。

透視めがねで内部を透視しようとするのび太
興奮の一瞬

ドラえもん6巻「のび太のおよめさん」P163:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

その名の通り、ドアの向こうを透視して中を覗ける道具です。

びっくりするようなブサイクがそこに!

透視めがねを使い、恐る恐るドアの向こう側を覗いたドラえもんとのび太はビックリ!

そこにいたのは、しずかちゃんではなく、想像を絶するほどのブサイクな女性でした!

スネ夫のブサイクな嫁
ブス=すごい

ドラえもん6巻「のび太のおよめさん」P163:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

「あんなのがお嫁さんなんて嫌だ!」と絶望するのび太でしたが、実はそれはスネ夫の奥さんで、スネ夫の息子をしょっちゅうイジメているのび太の息子・ノビスケに文句を言いに来ていたのでした。

スネ夫はあの女性のどこに惚れたのでしょうか?

おそらく内面であることは間違いなさそうですが・・・。

未来の自分と鉢合わせしても大丈夫

透視めがねを使った理由は、単純に家に入るのが恥ずかしかったからです。

人気映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」が登場して以降、違う時代の同じ人間が顔を合わせると、お互いが気絶するか宇宙が滅びるか、という説が流れました。

ドラえもんの世界ではそんなことはお構いなしで、未来や過去の世界をしょっちゅう行き来していますね。

スネ夫の奥さんの不思議

それにしても、このストーリー随一のインパクトのある顔をしているスネ夫の奥さんが気になります。

これではあまりにもスネ夫が気の毒なので、ファンの間では「家柄的に家同士の政略結婚の可能性」という説が出ていたりしています。

(アニメオリジナル設定ではスネ夫がベタ惚れ状態でしたが・・・。救いになってるのかなってないのかは疑問です。)

使われたのはこの時1回だけ

コミックでは、インパクトのあるスネ夫の奥さんの顔を見てしまったのび太が、ショックのあまり投げ捨ててしまってから出番がありません。

ちゃんと回収したのか気になるところですね。

機能が機能だけに、うっかり置き忘れるとおかしな事件の原因になりそうです。

透視する道具はほかにもある

ドラえもんには、物を透視して見る道具が他にも登場します。

スケスケ望遠鏡

コミックス4巻に出てきたスケスケ望遠鏡は、見ている先にある壁などの障害物を透かし、中をみる事ができます。

望遠鏡の特性をいかし、離れたところからでも部屋の中を見ることが出来るので、透視めがねよりも数倍便利な道具です。

他人のプライバシーはほぼ皆無になってしまうので、犯罪に使われる可能性も高そうです。

関連ひみつ道具

物を透かして内部を見ることができる望遠鏡

スケスケ望遠鏡

透視シールと透視台

コミックス23巻に登場する『透視シール』と『透視台』も似たような効果があります。

こちらは書籍や封書限定ですが、シールを貼るとその内容を読み取ることが出来るようになります。

これも使い方を1歩間違えば犯罪の道具になってしまいそうですね。

災害救助や遺跡などで活躍しそう

犯罪すれすれの透視めがねですが、災害救助のシーンでは効果を発揮するでしょう。

崩れた建物のガレキの内部を透視することで、人が閉じ込められていないか確認することができます。

また、歴史的価値のある遺跡などでは、施設に傷つけることなく内部を見ることができるので、考古学の分野でも重宝されそうです。

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