『テレビ局セット』を使うと自主制作の番組を強制的に視聴者に届けることができます。
のび太放送協会
将来はテレビ局の社長になって自分の好きな番組を流しっぱなしにするというのび太。
ドラえもんの『テレビ局セット』を使ってすぐに個人テレビ局を開設しました。
藤子F不二雄大全集ドラえもん5巻「のび太放送協会」P278:小学館
せっかくスポンサーが見つかったと思ったら、お金を払ったからと横柄な態度を取られてしまう始末。
その様子を見た視聴者(友達)からは出演料を取ろうとするのび太からは商才を感じますね。
テレビで放送します
『テレビ局セット』はカメラとアンテナがセットになったひみつ道具です。
カメラで写す内容がリアルタイムでアンテナを取り付けたテレビに映し出される仕組みで、難しい設備などは不要です。
番組構成が必要
放送する道具があっても、結局大切なのは中身です。
面白い番組でなければ視聴者をつなぎとめることはできず、スポンサーも離れていってしまうことでしょう。
また、お金を払うからといって何でもかんでもスポンサーの好き勝手にやらせていいわけではありません。
規則や倫理規定をつくり、しっかりした構成を考えていくことが大切です。
似たひみつ道具
ドラミちゃんのひみつ道具に『インスタントテレビ局』というものがあり、今回の『テレビ局セット』とそっくりな内容です。
この時もテレビ局ごっこは有耶無耶のうちに終わってしまったので、やはり考えなしの運営は恐ろしいですね。
今やYouTubeの時代
今の時代、テレビの前に座って番組を視聴するスタイルはすっかり時代遅れとなり、YouTubeが大きな力を持っています。
『テレビ局セット』のアンテナをスマホに取り付けて配信ができるかもしれませんが、わざわざそんな道具を使わなくても、今は誰でも簡単に全世界に向けて発信ができる時代です。
大勢に届けるという基本原理は変わっておらず、今も昔も大切なものは中身(コンテンツ)ですね。