街中に散らばったカルタをヒントを頼りに探し回る『アクションカルタ』。
大勢で遊ぶと面白いひみつ道具です。
退屈なお正月はカルタをしよう
ドラえもんから借りた『三倍時間ペタンコ』を使うのび太はお正月の時間を3倍長く楽しむことができます。
暇で暇で退屈していたジャイアンやスネ夫、その他の友だちを誘ってお正月らしい遊びとして『アクションカルタ』をすることになりました。
ドラえもん23巻「長い長いお正月」P158:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
のび太はしずかちゃんとタッグを組み、問題はしずかちゃんが解き、カルタを取りに行くのはのび太の仕事です。
人よりも3倍のスピードで移動できるのび太の前に敵はおらず、2人はどんどんカルタを取っていくのでした。
ドラえもん23巻「長い長いお正月」P161:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
街中のあらゆることがヒントとして出題されるため、情報に詳しくないと解けない問題も出題されるのが特徴ですね。
体を使った楽しい遊び
頭と体の両方をつかって遊ぶカルタなので、遊んでいる本人もかなり満足感を味わうことができるひみつ道具といえます。
街を歩いて自分が知らない場所の発見につながりますし、同時に考える力も養えるため、子ども・大人関係なく楽しむことができますね。
人間を分析する
『アクションカルタ』のすごいところは使う場所や遊ぶ人によってしっかり人間を分析するところにあります。
例えばアクションカルタはコミックの中で
- にくまれっこのシャツの下
- 街いちばんのなまけもの
というヒドいヒントを出すのですが、①番はジャイアン、②番はのび太のことを意味しています。
このことから『アクションカルタ』は瞬時に人間関係や人の性格に関する情報を収集し、ヒントとして出題していることがわかりますね。
おそらく順番としては、まず誰でもわかる客観的事実に関する問題(例えば滑り台の下など)を出題しつつ、その間に『アクションカルタ』が人の会話から情報を分析したり、もしくはトランシーバーとして使う耳栓を付けた人の記憶を分析して人の性格に関する問題を作っているものと思われます。
一見すると普通のカルタなのですが、かなり高度な技術が使われた遊び道具といえるでしょう。