『アニメーカー』さえあれば、誰でも簡単にアニメーション制作ができます。
やることといえばボタンを押してシナリオを吹き込むだけなのです。
のび太アニメーション、完成!
スネ夫が時前のアニメ作りをスタートすることに対抗意識を燃やしたのび太は、ドラえもんから『こまどりカメラ映写機』や『発光マット』を借りてアニメ制作に取り掛かります。
あまりにも時間と手間がかかりすぎることに嫌気が指していたところ、『アニメーカー』が登場。
シナリオ作りから面倒くさいセル画作成、色塗り、撮影まですべてこれ1つで終わってしまうスグレモノです。
ドラえもん24巻「アニメ制作なんてわけないよ」P129:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
あまりにやることが無さすぎて昼寝しながらアニメ制作をするのび太。
仕上がった作品は周囲を驚かせるほどクオリティの高いものでしたが、最後のクレジットにのび太の名前は一切なく、果たしてこれはのび太のアニメーションといえるのか疑問が残るラストとなりました。
ドラえもん24巻「アニメ制作なんてわけないよ」P131:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
アニメーカーは救世主
アニメ制作は途方もない手間と労力がかかることで知られています。
たった10分のアニメーションを制作するだけでも必要になるセル画は2000枚以上!
現代でもそれに伴う長時間労働が問題視されることも少なくありません。
『アニメーカー』はボタン操作だけで全ての作業を代行してくれるだけでなく、仕上がりの作品の質もバッチリ!
『アニメーカー』さえあればアニメ業界のあり方は大きく変わることでしょう。
機械が仕事を奪う代表例
『アニメーカー』の機能を使うことでシナリオ制作や音響、撮影も全自動で終了します。
これらはアニメ制作に使う以外にも、番組や舞台の制作にも代用が効きますね。
今まで作家が作っていたシナリオや作曲家などは『アニメーカー』に仕事を奪われる可能性が濃厚です。
アニメ制作の労力が減るのは歓迎されても、悪い影響が波及するのであれば二の足を踏む人も出てくることでしょう。