動物に巻きつけると乗り物として操ることができるようになる『万能手綱』。
ひみつ道具というより、ドンジャラ村のホイくんの持ち物として登場しました。
動物とともに危機を脱出!
人間のせいで住処を失いそうになったドンジャラ村のホイくんは、カエルに『万能手綱』をつけて新しい土地を探しています。
ドラえもん35巻「ドンジャラ村のホイ」P169:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ドラえもんたちと合流して家に戻るとすでに工事の影響で森が切り開かれていて家族が行方不明になってしまうのです。
『万能手綱』を駆使して必死の捜索をした結果ふたたび家族と出会えたホイくん。
ドラえもんとのび太はアマゾンの奥地に新しい土地を見つけてあげたのでした。
小人族にとっての命綱
『万能手綱』を使うと小人族であるホイくんたちは移動範囲が格段に広がります。
ツバメに乗れば空から一帯を見下ろすことができ、小動物に乗れば何十倍もの速度で移動できるのです。
厳しい人間社会で共存していくためには必須の道具といえるでしょう。
さすがにネズミは怖い
ドラえもんたちは移動手段の1つとしてネズミを選択するのですが、ドラえもんが怖がるのも無理はないほどリアルで迫力がありますね。
ドラえもん35巻「ドンジャラ村のホイ」P182:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
『万能手綱』でしっかり操っているので害はないとわかっていても、これだけ巨大なネズミを目の前にして平然といられるのび太は本当にすごい!
様々な病原体を媒介する可能性もあることから、現実的にネズミに乗るのはやめておいたほうがいいでしょう。
大長編でも活躍
大長編『のび太と雲の王国』にもホイくんは登場し、『万能手綱』は壊れてしまったドラえもんと旅をするのび太にとって頼もしい道具となります。
大長編のび太と雲の王国P142:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
運動神経が悪いのび太でも操縦できている様子を見ると、誰でも簡単に使うことができるようですね。