だだっ広い地平線がある空間を創りだす不思議なテープ『地平線テープ』。
開放感を求める時には役立ちますが、気をつけて使わないと大変なことになる可能性があります。
地平線は電車ではありません
「地平線(ちだいらせん)はどこを走っている電車か?」というのはのび太の有名な言葉です。
日本で暮らしていて地平線はなかなか見ることはできませんよね。
『地平線テープ』を使うと全く新しい空間を創りだし、そこは地平線が広がっているのです。
なんでもできる自分たちだけの空間ですが、実は『地平線テープ』でしか出入りすることができない場所なので、もし現実世界でテープが外れてしまうと二度とその空間から抜け出すことができなくなってしまうのです。
ドラえもんとのび太も遭難の危機に陥っていましたが、しずかちゃんのおかげで一命を取りとめたのでした。
開放感を求めて使う地平線テープ
狭い空間が嫌になったとき、広い空間に包まれたい時、そんな時に『地平線テープ』が役立ちます。
誰にも邪魔されない自分だけの場所を求める人にはおすすめです。
異次元空間を創造
『地平線テープ』で創る異次元空間は『地平線テープ』のみで出入りできる空間です。
どこまでも果てしなく広がる地平線を追いかけることもできますが、全く目印のない場所でもあるので、あまり遠くに出かけると出口を見失う危険性があります。
地平線テープの恐怖
現実世界で使った『地平線テープ』が何らかのはずみで外れてしまうと地平線の異次元空間の出入り口は完全に閉鎖され、中の人は脱出することができなくなります。
『どこでもドア』や『タイムマシン』で行けるような場所でもなく、完全に次元が異なる異世界に取り残されてしまうと、死ぬまでその場所で過ごさなければいけない恐ろしいひみつ道具でもあるのです。
開放感を求めるならまだ大丈夫ですが、ドラえもんたちのように中に入って遊ぶのは命をかけて行う恐ろしい行為ということは理解しておきましょう。
本当に抜け出すことはできないのか?
果たして『地平線テープ』の異次元空間は何をやっても抜け出すことはできないのでしょうか?
例えば異次元空間に物体を2つ設置し、その間に『地平線テープ』を貼ってみるとか。
例えば『とりよせバッグ』で『タイムマシン』を取り出し、異次元空間に入る前の時間に戻ってみるとか。
例えば『天の川鉄道乗車券』を使い、汽車型宇宙船に迎えに来てもらうとか?
例えばドラえもんの『四次元ポケット』からスペアポケットに移動することはできないのか?
などなど、考えられる手段はいくつかあります。
もし本当に異次元空間に閉じ込められることになったら、死にものぐるいであらゆる手段を講じて脱出を試みることでしょう。