人間や植物など、だるまおとしの要領で低くすることができる『だるまおとしハンマー』というひみつ道具を紹介します。
背が低いスネ夫
お金持ち、ルックスもいい?、頭もいい?というスネ夫の悩みは背が低いこと。
ドラえもんが出した『だるまおとしハンマー』を見たスネ夫は、いつも威張り散らしているジャイアンを自分より身長を低くさせて大満足!
ドラえもん32巻「スネ夫のおしりがゆくえ不明」P107:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ところが逆にジャイアンにハンマーを奪われてただでさえ低い身長がさらに低くなってしまったスネ夫は、行方不明の自分のお尻を探します。
止まらないオナラでみんなから嫌われてしまったのでした。
あらゆるものに有効なだるまおとしハンマー
『だるまおとしハンマー』はあらゆるものに使うことができます。
背が高い木や電柱、とにかく背丈を低くしたい対象物があればどんどん使いましょう。
元の場所に戻すだけ
小さくなった背丈を戻すには、飛び出たパーツを元の場所にあてがうだけでOK。
自動的にすっぽり吸収され、高さが戻ります。
ドラえもん32巻「スネ夫のおしりがゆくえ不明」P106:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
短足で短足なドラえもん
もとから短足なドラえもんが『だるまおとしハンマー』でさらに短足になった姿がこちら。
ドラえもん32巻「スネ夫のおしりがゆくえ不明」P107:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
のび太が言うように、こっちのほうがかわいらしい姿かもしれませんね。
スネ夫の根本的な性格
強者に従い、弱者に強いスネ夫の性格が『だるまおとしハンマー』から読み取ることができます。
もっと身長が欲しいスネ夫ですが、本来であれば成長を待ったりご飯をたくさん食べるなどして背を伸ばすことを考えるべきところ。
ところがスネ夫はひみつ道具の力を利用し、自分が努力で変化するのではなく他人を陥れることで自分が強い立場に立とうとしているのが問題なのです。
人は本来努力によって自己を磨き、今より高い地位を目指すべきなのですが、スネ夫のような考え方は誰も幸せになりません。
この先スネ夫が大きくなるにつれ、その曲がった考え方と根性が修正されるといいのですが・・・。