『動物の遺伝子アンプル』には様々な動物の遺伝子情報が詰まった薬液です。
のび太はペット大臣
7万年も昔の日本で自分たちだけの理想郷作りをスタートしたドラえもんたち。
のび太はペット大臣に任命され、可愛らしいペットを作ることにしました。
大長編のび太の日本誕生P39:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
『動物の遺伝子アンプル』を『クローニングエッグ』に注入するだけの簡単な仕事なのですが、のび太ご自慢のひみつ道具の応用がいい味を出すことになります。
ペットをお手軽に作ります
『動物の遺伝子アンプル』は動物の遺伝子情報が詰まった液体です。
これを『クローニングエッグ』に注入してしばらく経つと、中からその動物が誕生するというわけです。
のび太ですら簡単に取り扱えるというので、いかに簡単な操作かということがわかりますね。
命を扱うひみつ道具ですが、未来の世界では倫理的にOKが出ているということでしょう。
混ぜ合わせることも可能
『動物の遺伝子アンプル』は実は混ぜ合わせて使うこともできます。
- 馬+白鳥=ペガサス
- ワシ+ライオン=グリフィン
- ワニ+シカ+トカゲ=リュウ
空想上の動物を簡単に作ることができました。
大長編のび太の日本誕生P69:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
おそらくメーカーはこういう使い方は想定していなかったはずで、のび太持ち前の応用力の高さが光ったわけですね。
リュウに至っては空を飛べる動物が含まれていないにも関わらず空を飛べます。不思議なものです。
責任を持って飼うこと
『動物の遺伝子アンプル』でつくりだす動物は命ある存在です。
最後まできちんと責任をもって面倒を見る必要があるのです。
のび太がうみだした空想の動物たちは、実はどの世界でも大っぴらに生きていくことはできません。
最終的には未来の空想サファリパーク(コミック26巻で登場した空想動物サファリパークのことと思われる)で飼育されることになりましたが、のび太が後先考えずに行動した結果がこれです。
またいつか、『サファリクラフト』に乗ってゆっくり会いに行きたいですね。