のび太とアニマル惑星の引き金ともいえる『どこでもガス』を紹介します。
異世界とつなぐ不思議な道
寝ぼけながらピンク色のモヤの中を進むのび太。
その先には動物たちが立って会話をする不思議な世界が広がっていました。
大長編のび太とアニマル惑星P18:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
『どこでもガス』の影響により、地球とアニマル星が偶然つながったことから始まる大冒険。
このガスをきっかけに、ドラえもんたちは大騒動へと巻き込まれていくのです。
どこでもドアのガス版
『どこでもガス』はA地点とB地点を結ぶ、いわゆる『どこでもドア』のガスバージョンといえます。
メモリを調整することで特定の場所に移動することができ、未来の世界で販売された新しい移動手段の1つですね。
欠陥品で販売中止
『どこでもガス』は想定していた場所と違うところにつながってしまう欠陥が後から判明し、即販売中止となってしまったようです。
販売前にもう少しテストしておいてほしかったものです。
神話の題材にもなりました
アニマル星とニムゲの星をつなぐ神話の光の階段。実はその正体が『どこでもガス』でした。
大長編のび太とアニマル惑星P101:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
しずかちゃんの優れた推理によって解明された神話の正体は、とある科学者によって発明されたガスでした。
どこでもドアとの違い
『どこでもドア』と比べ、『どこでもガス』は一度に大量の人や物を移動させることができます。
出口が不安定になるデメリットはありますが、急いで移動を完了させなければいけない時はガスのほうが使いやすいでしょう。
また、道具そのもののサイズ感は圧倒的に『どこでもガス』のほうが大きいです。
いろいろな意味で気軽に使えるひみつ道具ではないため、廃れてしまっても仕方ないといえますね。
このひみつ道具はこの巻で読めます