近くにいる人をおびき寄せ、ネズミ取りのように捕まえてしまう『ドロボウホイホイ』の紹介です。
うかつに近づくと大変な目にあってしまいます。
たくさんの人が被害に!
誰にも邪魔されない自分だけの空間が欲しいというのび太は、部屋に放置されていた組み立て式の家を見つけます。
ドラえもん14巻「人食いハウス」P132:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ドラえもんが気を利かしてのび太の家を用意してくれたと勘違いして空き地で組み立てるのですが、実はこれ『ドロボウホイホイ』というドロボウをおびき寄せるひみつ道具だったのです。
ドロボウだけでなく、家の近くにいる人をフラフラと引き寄せてしまう恐ろしい効果があり、新聞勧誘や営業マンが次々と家の中に吸い込まれてしまいます。
ドラえもんが気付いた頃には時すでに遅し。
ジャイアンとスネ夫を始め、たくさんの人がドロボウホイホイの中でべったりと粘着性の物質につかまってしまい、身動きが取れなくなっていたのでした。
ドラえもん14巻「人食いハウス」P137:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
このあと彼らはいったいどうやって開放されたのか、気になります。
近づくな危険!
『ドロボウホイホイ』はあたかもドロボウだけを引き寄せるかのようなネーミングですが、実際には周辺にいる人全員がターゲットです。
近くを通りかかっただけで体は自由がきかなくなり、フラフラと家の中に引き寄せられます。
人によっては意識を失って家の中に吸い込まれるケースもあり、うかつに近づくと大変な目にあうため注意が必要です。
意外と危ないのび太の街
のび太が住む街はドロボウや強盗が多発する地域として知られています。
ドラえもん4巻「お客の顔をくみたてよう」P70:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
上の画像は前科53犯のドロボウがのび太の家に入り込もうとしたシーン。
ドラえもん2巻「怪談ランプ」P34:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
上の画像はジャイアンの家に忍び込んでお金を探しているドロボウです。
ドラえもん7巻「ピーヒョロロープ」P173:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
上の画像はのび太の家にお客に変装して入り込んできたドロボウです。
こんなにもたくさんドロボウがいるのは、今の日本ではなかなか考えにくい治安の悪さといえるでしょう。
こんな地域であれば『ドロボウホイホイ』も効果的かもしれませんね。